日本vsシリア 試合前日の森保一監督会見要旨
ゲキサカ / 2024年6月10日 17時37分
―守田英正がミャンマー戦の前日に3バックを提案したというが、選手の意見を採用するか、しないかの判断基準は。
「判断基準はチームが勝つためにということを第一に考えるとともに、選手がどれだけ思い切ってプレーできるか、チームとして積み上げの中でどういうチャレンジができるかを考えている」
―エディオンピースウイング広島で初の代表戦だが、どのように考えているか。
「エディオンピースウイング広島の建設、広島でのサッカー専用スタジアム建設に向けてその思いを持っている一人としての活動はさせていただいたが、サッカーだけでなく広島の方々の多くの方々の思いでこの新スタジアムができたと思っている。ここで試合をするということは私にとって、現役生活を長く過ごして、指導者としてもお世話になって、人としてもいろんな成長をさせてもらった土地であるので広島で試合ができることは非常にうれしく思っている。ここで試合をする意義としてはいくつかあるが、私自身大きく思っていることは“まちなかサッカースタジアム”ということをこの広島から全国の皆さんに見ていただき、そして我々がいいプレーをすることで、ピッチとスタジアムが一体となって一体感を持ってエキサイティングな空間を作れるということがサッカーやスポーツの魅力として感じていただいて、街に潤いをもたらすもの、街の宝となるものをサッカー関係者だけでなく、いろんな全国の方々に認識していただいて、素晴らしいものが全国にできればなと思っている。我々はサッカーだが、スポーツが社会貢献できる一つの大きなものとして考えてもらえるように明日の試合を戦いたい。もう一つ、サッカーはグローバルスポーツであり、クラブ単位でもACL等々の国際試合もあるし、日本各地のみなさんはもちろん、世界のみなさんにもこの広島に足を運んでもらえたらと思う。広島は世界に2つしかない原爆被爆地であるという土地だし、現在も世界で戦争や紛争が多く起こる中、悲しい思い大変な思いをしている方がいっぱいいることは現実として起こっている。尊い命を大切にする、平穏に穏やかに暮らせる平和を考えていただけるということでも、ここ広島で試合があって、エディオンピースウイング広島の近くに平和公園、原爆ドームがある中、平和のことを考えるきっかけになってくれたらうれしい」
―堂安律はクラブでもウイングバックでプレーしているが、彼を起用する可能性はあるか。また彼を起用する場合はどのような効果を期待しているか。
「3-4-2-1のシステムにした場合、律にはシャドーのポジションとウイングバックのポジションでプレーすることは考えている。ミャンマー戦でシャドーのポジションでプレーしてもらったので、明日の試合でウイングバックでも起用できれば、チームとして戦術の幅を広げられるように試したい。効果は攻撃の部分でより彼の良さを活かしてもらうことと、彼がフライブルクでウイングバックでもプレーしていて、攻守ともに献身的に走ってゴール前で得点に絡む、守備でもゴール前に戻って相手の攻撃を防ぐことをやってくれている。彼のように攻撃に特長があり、得点に絡める選手はより日本がアジアで確実に勝つために、世界で勝っていくために、上手い選手がハードワークして、攻守共にチームに貢献するところを期待したいし、こんなうまい選手がこんなハードワークするんだということを将来プロや日本代表を目指す少年、少女に見てもらえたらと思う」
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