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俯瞰で見た3バック初陣に久保建英「誰が見ても彼が一番良かった」アジア杯の教訓も踏まえシリア戦へ

ゲキサカ / 2024年6月10日 22時31分

日本代表MF久保建英(ソシエダ)

 北中米W杯アジア2次予選・シリア戦(11日)を控える日本代表MF久保建英(ソシエダ)が10日の前日練習後、報道陣の取材に応じ、今回の活動で新たに導入されている攻撃的な3バックへの感触を語った。

 3-4-2-1の新システム初陣となったミャンマー戦(◯5-0)はベンチメンバー外だったため、久保はDF長友佑都(FC東京)、DF冨安健洋(アーセナル)とともにスタンドの特別ルームから観戦。ハーフタイムには味方選手に指示を出す場面がJFA公式Youtubeで公開されており、俯瞰視点で分析しながら展開を見守っていたようだが、システムのキーポイントとしては「両ウイングバックが誰になるかによって変わってくると思う」という見解を示した。

「前回は中村(敬斗)選手の縦(突破)というところが攻撃の形になっていた。結果的に彼がMVPを取っているし、誰が見ても彼が一番良かったかなというのは僕も思うとおり。両ウイングバックが誰になるかによってどうしてもどっちから攻めるかが変わってくると思う。ただこの前の試合を見ていると、両ウイングバックが誰になってもできるだけ高い位置を取って、相手を押し込んでから戻すというプレーが効果的になってくるかなと。そのための“ウイング寄りのウイングバック”だと思うので」

 試合途中からは左ウイングバックのFW中村敬斗がFW前田大然に、右ウイングバックのDF菅原由勢がMF相馬勇紀に交代したが、攻撃的な姿勢は徹底されており、久保は「誰が出てもチームとして、できるだけ押し込んでから戻す、簡単に横を向かずに縦に行ける時は行くというのをチームとして共通できているなと試合を上から見ていて思った」と振り返った。

 続けて久保は3バックの両脇がゲームメークを行う必要性も指摘。「基本的には5(バック)にならずに3で、あわよくば(CBも)1と2みたいな感じで、ボランチの人がやっていた役割を左右のCBができるようになれば、もっと押し込むというか、もっと一方的な展開になると思うので、明日できればトライしたい」と意気込んだ。

 その一方、シリアは日本相手に勝たなければ2次予選敗退という危機に瀕しており、高いモチベーションで戦ってくることが想定されており、久保自身も「相手も勝たないといけない情報が入っているので、そんなに楽な戦いにはならないと思う」と警戒は欠かさない。

 もし競った展開になった場合、シリアは前線のフィジカルを活かしてロングボール攻勢に出てくることも考えられ、日本にとってはアジア杯の反省点と向き合う形となりそうだ。

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