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なでしこジャパン パリ五輪メンバー発表 池田太監督会見要旨

ゲキサカ / 2024年6月15日 21時37分

─女子W杯でトレーニングパートナーを務めたDF古賀塔子(フェイエノールト)とMF谷川萌々子(ローゼンゴード)が18人という狭い枠に入ってきた。2人の成長をどう考えているか
「古賀はワールドカップ帯同の後、自分を成長させるために海外のクラブに所属し、試合にも関わり、またなでしこジャパンの活動ではトレーニング、国際親善試合の中で彼女の持っているDFとしての強さ、スピード、ボールを持ち運べる、ビルドアップに関われるといった良さが見えてきたので今回の18人に選んだ。谷川も持っている爆発力、パワー、見ているところもそうだが、年齢に関係なくしっかりと武器を持っていると判断したからメンバーに入った」

─今回のメンバー構成に込めた思いは
「18人+4人。私は22人というくくりでオリンピックを戦っていこうと考えている。その22人を選ぶうえでは、もちろん一人一人が持っている力を出し切れる選手であるかが第一だし、また中2日で戦う中でタフさも求められるので、個人としてもそうだがグループとして戦い抜けるタフさ、そういったこれまで積み上げてきたものも重視した。自分の持っている力も出しつつ、仲間の力も引き出せる、ピッチ上はもちろんだが、それ以外のところでもチームの為に献身的にプレーできる、動ける、そういった部分も考えるうえでポイントになった。あとはグループステージをどう戦っていくかという戦術的な部分でもポジションバランスも含めて、本当に22人、18人を選ぶという作業は、監督の仕事とはいえ厳しいものがあった」

─これまでDF熊谷紗希(ローマ)がキャプテンを務めたが、パリ五輪でも継続するか
「今メンバーを発表したので本人と話したわけではないが、このチームをずっと引っ張って戦ってくれている熊谷にまたチームをまとめてもらう」

─チームとしての目標設定は
「選手からもそうだし、DPRコリアとのアジア最終予選を勝ってパリの切符を手にしたときも、ここから先はオリンピックの戦の中で、やはり頂点、金メダルは目指そうといったことは話した。だけど、この12チームで戦うというところではグループステージも厳しい戦いになると思うし、ノックアウトステージに行っても、もちろん強豪国と戦うので、まずは目の前の一試合一試合をしっかりと戦い、そしてその先にある金メダルというところを目指していきたい」

─谷川、古賀のメンバー入りは、なでしこジャパンの将来を考えるうえでも非常に大きなこと。池田監督はどう考えるか
「彼女たちだけでなく、日本女子サッカーでは3年前にWEリーグも始まり、それに伴ういろいろな環境や意識の変化、また目標設定など、女子サッカーを取り巻く環境というものも含めて未来をしっかりと作っていかないといけない。その2人の成長のみならず年齢に関係なく、日々選手たちは成長していってくれている。その成長のスピードを落とさぬよう我々もサポートできればと思う」

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