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[関東]FC東京U-18でライバルと争い経験した3番手…関東学院大GK齋藤朝陽「サッカーだけではない部分をすごく学んだ」

ゲキサカ / 2024年6月17日 14時35分

GK齋藤朝陽(1年=FC東京U-18)

[6.15 関東大学L1部第9節 駒澤大 1-0 関東学院大 味の素フィールド西が丘]

 強烈なライバルと過ごした高校時代を経て、関東学院大のGK齋藤朝陽(1年=FC東京U-18)は試合に出場する楽しさを感じながら責任感も抱き、新たな舞台に挑んでいる。

 齋藤は中学・高校をFC東京の育成組織で過ごした。クラブはカタールW杯メンバーのGK権田修一を筆頭に数多くのGKをプロの世界へ輩出。現在のトップチームはGK4人体制だがそのうち3人が育成組織出身だ。

 その中で齋藤はFC東京U-15深川時代を「自分としても手応えはあった」と話す。その言葉通り、同チームのGK土佐昂清(流通経済大柏高→流通経済大)、FC東京U-15むさしのGK中村圭佑(静岡学園高→東京V)らとの争いの中でU-18への昇格を果たした。ただ、高校では同級生のGK小林将天、1つ下のGK後藤亘とのポジション争いに苦しみ、1stチームではなく2ndチームが戦う東京都のTリーグが主戦場となった。もっとも小林は高卒ルーキーでトップチームに昇格し、U-17W杯で正GKを務めた後藤は来季の昇格が内定しているように、異例とも思えるほどGKはタレント揃いの状態だった。

 齋藤はU-18での3年間を「第3GKとして一歩引いてチーム全体を見て、どういった方向に持ち上げられるかとか、サッカーだけではない部分をすごく学んだ」と振り返る。ただ、当然ながら1stチームで出られない悔しさもあった。「サッカーから逃げようとした弱さもあった」というが、当時U-18の監督だった奥原崇トップチームコーチが「つねに真正面から向き合ってくれた」こともあり、3年間を青赤の一員として過ごし続けることができた。

 そして高校を卒業した今年度、関東学院大を新天地に選んだ。決め手は「観客を魅了するような」パスサッカー。「自分としても中学・高校時代からずっと求められているもの」であるビルドアップを4年間でさらに磨くべく、大学サッカー界に飛び込んだ。

 すると開幕節からベンチ入りを果たし、第2節に早速デビュー。以降の試合はすべてゴールを守っている。齋藤は「関東大学1部は前線の個のキャラクターが強烈な選手が多いので、そこの対峙は毎週楽しみにしている」と充実ぶりを示しつつ、チームメイトに関しても「一人ひとりの特徴は違うけれど、僕がもっと引き出していけたら」と俯瞰して見つめる。様々な経験をしたからこそ、責任感も抱いているようだ。

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