1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

市立船橋が流経大柏を撃破して3大会連続の全国舞台へ。スランプに陥っていた久保原心優が“トリプルカウンターアタック”から千金弾!

ゲキサカ / 2024年6月17日 16時25分

市立船橋高が千葉県予選3連覇を達成した

[6.16 インターハイ千葉県予選決勝 流通経済大柏高 1-2 市立船橋高 東総運動場]

 エースの一撃が流れを引き寄せた。

 6月16日、令和6年度全国高校総体(インターハイ)千葉県予選決勝が旭市の東総運動場で開催され、市立船橋高が最大のライバルである流通経済大柏高を2-1で撃破。3大会連続31回目となるインターハイの出場権を手に入れた。

 2年連続で同カードとなった千葉県予選決勝。だが、構図は例年にないほどはっきりしていた。U-18高円宮杯プレミアリーグEASTで流通経済大柏は首位を快走中で絶好調。一方の市立船橋は最下位に沈んでおり、いずれもリーグワーストの1得点・17失点で攻守に課題を残していた。理由はいくつかあり、怪我人が続出した影響も要因の一つだが、エースで10番を託されているFW久保原心優(3年)の不調もチームにとって痛手だった。

 昨季の久保原は、絶対的な存在感を示したFW郡司璃来(現・清水)と2トップを組み、狡猾な動きでゴールを重ねた。先輩にマークが集中する状況をうまく利用しながら強みを示し、昨冬の高校サッカー選手権では3得点をマーク。青森山田高との準決勝では0-1で迎えた後半34分にMF太田隼剛(現・桐蔭横浜大)の折り返しから同点ゴールを奪うなど、大舞台でも怯まずに結果を残した。

 印象的な活躍を見せ、今季はさらなる飛躍が期待されるのは言うまでもない。自身も信じて疑わず、シーズン開幕前にはこんな言葉を残していた。

「郡司さんの背中を1年間みてきたので、郡司君のようになんでもできるストライカーになりたい。裏抜けもできて、クロスにも合わせられて、どんな形でもゴールを奪えるのが理想のエースストライカー」

 憧れの先輩のように今季は自分がチームを勝たせたい――。

 強い決意を持って迎えた新シーズンだったが、いきなり苦戦を強いられた。「あんまり背負いすぎないで、自分は自分でやる」。そう言い聞かせていたが、序盤戦は10番を背負うプレッシャーを感じていた。それが顕著に現れたのが、プレミアリーグEAST・第2節の鹿島アントラーズユース戦だ。

「青森山田との開幕戦は体調不良の影響で後半しかピッチに立てなかったので、(初スタメンとなった)アントラーズ戦はやってやろうという気持ちが強かった。でも、ちょっと背負いすぎてしまって……。去年のチームは強かったし、こうだったと思う部分があって、自分のプレーも良くなかった。過去にすがっていてはダメ。去年の自分と比べるのではなく、今年は今年。今年の自分が一番良かったと言えるようなシーズンにしようと決めたんです」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください