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強度に苦戦しながらもバトルし、連係や決定力で差。U-16日本代表がベネズエラを4-0撃破!

ゲキサカ / 2024年6月22日 8時14分

 18分、ベネズエラは左クロスからMFジンベルト・ヘスス・ベロテラン・カスティジョ(UCV FC)がクロスバー直撃のヘッド。日本は相手のクロスやスローインの浮き球で先に触られるシーンが続いた。また、ゴールライン際で相手をブロックしきれずにCKを与え、浮き球の落下地点に先に入りながら助走をつけてくる相手に競り負けるシーンも。中盤を1対2で巧みに攻略されたほか、194cmCBマルコス・アウレリオ・マイタン・マジョ(モナガスSC)の高さに差をつけられるなど学びの多い展開となった。
相手の高さ、競り合いの強さに苦戦。クロスバー直撃のシュートを打たれるシーンも
 中盤でバトルの回数が増えていた野口は、「(相手の強度は)想定以上でした。南米とするのは初めてだったんで。南米はボールの際が違うなと思いました」と振り返る。それでも、DF陣が少しずつ競り勝つ回数を増やすなど、押し込まれた時間帯に失点しなかった。

 逆に山中のダイナミックな縦突破や、奥田とのワンツーから土井口の放った右足シュートなどチャンスも作って前半を終える。その日本は後半開始から田中、西岡に代えて右SHに薄井翼(浦和ユース)、CBに藤井翔大(横浜FMユース)を投入。土井口を左SH、篠崎を右SBへ移した。その日本は、右サイドのスペースを活用した攻撃から、初戦同様に好プレーを続ける薄井が高精度キックでチャンスメーク。また、キープ力を見せていた野口のスルーパスで浅田が右へ抜け出し、クロスに山中が走り込む。

 長短のパスとコンビネーションで右サイドを攻略していた日本は15分、土井口、浅田、奥田に代えてMF小林志紋(広島ユース)、FW葛西夢吹(湘南U-18)、FW吉田湊海(鹿島ユース)を投入。すると20分、右SB篠崎の縦パスに反応した葛西がPAで相手DFと入れ替わる。そのまま左足でゴールへ蹴り込み、2戦連発のゴールで3-0。守りではベネズエラのサイド攻撃にゴール前まで持ち込まれてはいたものの、横井がシュートをブロックしたほか、ともにサイドの局面で蓋をしていた篠崎と山中、要所を締める藤井が決定打を打たせない。
後半20分、日本は交代出場FW葛西夢吹(湘南U-18)が左足で決めて3-0葛西は2戦連発
 また、枠を捉えたヘッドはGK佐藤がキャッチ。日本は笛が鳴った後の小競り合いでも引かず、終盤も福岡や吉田が運動量を増やしてボールを奪い返すなど、攻守で相手以上の戦いを見せた。廣山監督が「だいぶレギュラー争いというか、途中から入ったやつが『何とかしてやる』みたいなのがあるチームになっているので、それが実際にゲームの結果に繋がっていると思います」というように、初戦に続いて交代出場した選手たちがエネルギッシュな動き。このことも後半加速する要因になっていた。
相手と小競り合いするシーンもあった
 また、交代出場組を含め、連係やゴール前の攻防は相手との差に。ベネズエラのオスワルド・アウグスト・ビスカロンド・アラウホ監督は、「(日本は)連係について、凄く良く連係が取れています。凄い時間をかけて磨き上げていると感じています。(また)日本チームが決定機を決め切れたことが差になったと思います。(ベネズエラは)競り合いとしては勝っていた部分もあるかもしれないですけれども、物足りていない。もっと出せると感じています」と感想を口にしていた。

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