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バイエルン・ミュンヘンへの短期留学も経験したハマブルーのスナイパー。横浜FCユースFW前田勘太朗が自身の中に置く世界基準

ゲキサカ / 2024年6月23日 19時24分

 既に2種登録されているトップチームにも1年時から練習参加している中で、以前との意識の違いも強く感じているという。「高1の時は遠慮もあって、特徴もあまり出せなかったんですけど、高2になってもう自分の覚悟も決まったことと、ある程度トップの人ともコミュニケーションが取れたことで、ボールを要求しやすい環境を作ってくれているので、もっと周囲に求めるということをやっていきたいですね」。

「背後への抜け出しはトップに行っても十分通用しますし、良いパスもいっぱい出てくるので、より自分の持ち味が生きてくるかなと思っています」。とりわけ強い印象を受けたというMF井上潮音やMF三田啓貴、DF福森晃斗といった“先輩”たちに食らい付きながら、少しずつ存在感を打ち出す努力も重ねている。

 細身の身体から繰り出すシュートで、次々とゴールを陥れていく様は、さしずめ有能なスナイパー。横浜FCユースの23番を背負った点取り屋。前田勘太朗は三ツ沢のスタンドに集まった水色のサポーターを熱狂させる日を夢見ながら、求められた場所で得点を奪い続ける。



(取材・文 土屋雅史)
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