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公立の伝統校・前橋商が無敗首位相手に健闘。支援も後押しに初のプリンス関東で成長を続ける

ゲキサカ / 2024年6月24日 13時39分

前橋商高は新ユニフォーム初戦。無敗首位の山梨学院高相手に健闘した

[6.22 プリンスリーグ関東2部第7節 前橋商高 1-5 山梨学院高 前橋商高G(MAESHO FOOTBALL PARK)]

 最後は個の力で突き放されてしまったが、前橋商高は新ユニフォーム初戦で印象的な戦いを見せた。立ち上がりに相手の背後を取る形で2度の決定機。これを活かせず、逆に失点するスタートとなったものの、その後は守りから立て直す。

 2年生7人が先発した前橋商は球際で苦戦してなかなかボールを奪い切ることができず、ゴール前で判断が遅れて競り負けるシーンも。だが、シュート、ラストパスへ持ち込まれても、DF陣が最後まで粘り強く身体を寄せていた。そのサポートもあり、GK蜂巣煌英(2年)がシュートセーブ、1対1、クロスの対応と安定したパフォーマンス。1点差を継続した。
2年生守護神のGK蜂巣煌英は安定したキャッチング
 ボールを奪うと、前から奪い返しに来る相手を見て、ロングボールを活用しながらの攻撃。182cmの10番FW井上泰(3年)が高さで優位に立っていたこともあり、シンプルに押し返しながらチャンスを伺った。

 前半終盤には、GK蜂巣とCB新井大樹(3年)を中心としたDFラインで山梨学院高のプレッシャーを剥がして中盤、前線へ縦パス。そこから、持ち味のショートコンビネーションで相手の守りを攻略した。ハーフスペースでボールを引き出し、決定機に絡んだMF櫻井聖那主将(3年)は「ボールが収まらない時に自分がフリーになって、ちゃんと収めてマイボールにするっていうのが今日大切にしてたことで、それは流れが悪い時とか、自分で収めてちょっとでも前に運んだりして、自分たちの攻撃の流れは自分では作れてたかなと思います」と振り返る。
攻守で奮闘したMF櫻井聖那主将
 だが、無敗首位の山梨学院はGK、DF陣が際のところで差をつけてくる。前橋商はシュートブロックされるなど決めきることができない。後半8分、井上が自ら獲得したPKを止められると、直後に守備が緩くなった隙を突かれて失点。それでも、17分に櫻井が味方2トップの動きを活用してPAへ侵入する。そして、ゴール前でのアイディアを特長とするMFは巧みなボールコントロールでPKを獲得。これを左SB廣田凌星(3年)が左足で決め、1点差とした。
左SB廣田凌星が左足でPKを決めて1点差
 だが、後半30分からの3失点で初勝利には届かず。櫻井は「だんだん改善はできてきている。もっと細かいところを次は突き詰めていかないと勝てるようにはならないと思うんで、そういうところはもっと練習から全員で話し合ったりして、どんどん良くしていきたい」と語った。

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