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[MOM4752]市立船橋FW伊丹俊元(3年)_得点感覚、覚醒中。インハイ予選決勝とプレミアで最強のライバル・流経大柏相手に“2週連発”!

ゲキサカ / 2024年6月24日 22時0分

市立船橋高が誇るレフティストライカー、FW伊丹俊元(3年=鹿島アントラーズつくばジュニアユース出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.23 プレミアリーグEAST第9節 流通経済大柏高 1-1 市立船橋高 流通経済大柏高G]

 ここに来てようやくゴールの女神を、自分の方へと振り向かせつつある。苦しい時間は長かったけれど、トレーニングへ地道に取り組み、日常を丁寧に積み重ねてきたことがいま、ハッキリとした形として結果に現れ始めている手応えは、確かに感じている。

「プレミアの前半戦は全然点が獲れていなくて、自分もちょっと焦りがあったんですけど、インターハイの準決勝と決勝で獲れたことは自分の自信に繋がりましたし、プレミアでも今日獲れたことで、また自信が付いたことは感じています」。

 怒涛の公式戦3試合連続ゴールでチームに必要な成果をもたらし続けている、市立船橋高(千葉)の9番を背負った、屈強なレフティストライカー。FW伊丹俊元(3年=鹿島アントラーズつくばジュニアユース出身)の得点感覚、覚醒中。


 先週末のインターハイ予選決勝に引き続き、2週連続で流通経済大柏高(千葉)との対戦となったプレミアリーグEAST第9節。夏の全国切符は掴んだものの、リーグ戦では8試合を終えて2分け6敗と、まだ勝利はなし。伊丹も「チームとしてはインターハイとプレミアは別物だと考えていて、流経はプレミアで無敗ですし、自分たちとしては負ければ厳しい状況になるという中で、インターハイのことは1回忘れて、リセットして、試合に臨もうという形でした」とこの試合へ向かうチームの状況を語っている。

 自身も良いイメージは膨らんでいた。インターハイ予選の準決勝では、延長戦で貴重な決勝ゴールを叩き出すと、決勝の流経大柏戦でも1ゴール1アシストの大活躍。明らかに好調をキープしていた中で、「プレミアではまだ無得点だったので、インターハイでは点も獲ることができて、良い波に乗れていたんですけど、そのことも1回リセットして臨みました」とリーグ初勝利と初ゴールを奪うべく、改めて気持ちを入れ直す。

 ゲームは立ち上がりから流経大柏ペース。「正直あまり収めるところは収められなかったですし、相手の3番が競り合いに強くて、なかなか勝てなかったですね」と振り返った伊丹も前線で基点を創出できず、前半のチームのシュート数はゼロ。難しい45分間を強いられてしまう。

 ただ、インターハイ予選を通じて、自身の変化を実感したところがあった。「『前半で点を決められなくても慌てない』ということを自分の中で意識していて、チャンスがあって外してしまっても、冷静に次のチャンスを常に窺って、そのチャンスを決め切ることを考えるようになりました」。後半6分には先制点を献上したものの、慌てることなく、自分に訪れるはずのチャンスを虎視眈々と狙い続ける。

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