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EUROのGL判定データが公開!! 初採用“主将のみ主審と対話可ルール”にUEFA審判委員長「全員が満足している」

ゲキサカ / 2024年6月28日 22時44分

EUROここまでのデータが発表された

 欧州サッカー連盟(UEFA)審判委員長のロベルト・ロセッティ氏が28日、EURO2024のグループリーグにおけるレフェリングを総括した。重要な判定の際にキャプテンのみが審判員とコミュニケーションを取ることができるという新運用について、「全員が満足している」と手応えを示した。『キッカー』や『STVニュース』などが伝えている。

 今大会のEUROではPKなど試合結果に関わる大きな判定が下された際、選手が主審を囲まないようにするため、キャプテン以外の選手が主審に近づいて抗議した場合はイエローカードの対象となるルールが適用されている。ロセッティ氏は大会前に「審判員や審判委員会のためではなくサッカーのイメージや次世代のために行う」とコメントしていたが、ここまで大きな混乱はない模様。国内大会で同ルールの適用を希望する協会も複数あることを明かしている。

 そのほか各種のレフェリングデータも公開された。GLでのファール数は前回の806回から808回とほとんど変わっていないが、イエローカードの枚数は98枚から166枚へと大きく増加した。ロセッティ氏によれば戦術的なファールによる警告が8枚から35枚となっていることが主な理由だと分析。審判員も注視しているという。

 20回の判定変更が行われたVARに関するデータでは、半自動オフサイドテクノロジー(SAOT)を用いた判定に要した平均時間がUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)より12秒短く46秒になるなど、全体的にVARの運用は欧州CLよりスピーディーになっていることが示された。

 ロセッティ氏はGLで物議を醸した判定についても記者の質問を受け、判定の正誤は明らかにしなかったものの言及した。ドイツ対スイスの後半25分、MFマクシミリアン・バイアーがMFシルバン・ビドマーに抱えられながら倒れるもPKにならなかったシーンは「たしかに議論される状況だった」と認めつつ「主審にとって十分な強度ではなかった」と振り返った。

 また、スコットランド対ハンガリーの後半34分、MFスチュアート・アームストロングがDFビリ・オルバンと接触して転倒したがPKにならなかったシーンは「アームストロングがハンガリーの選手の前にいた。後ろからのカメラ映像を見ると、アタッカーがハンガリーの選手に向かう動きがあった」と分析。続けて「VARはすべてチェックしているし、この状況もチェックした。彼らはDFにチャレンジするただの身体的な接触と判断した」と説明した。

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