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冷静に戦った後半に4発。帝京が積極スタイルの栃木U-18を突き放して2連勝

ゲキサカ / 2024年6月30日 9時14分

 5分には、左スローインから中村が右足ミドルを枠へ飛ばす。だが、帝京はGK大橋の落ち着いたシュートセーブやハイラインのコンパクトな守りで得点を許さない。逆に右サイドのMF永田煌(3年)が2度3度と相手DFを剥がして前進。前半に比べて冷静に攻める帝京は、チャンスを作り続けてスコアを動かした。

 帝京は14分、MF安藤光大(3年)とMF杉岡侑樹(2年)を同時投入。そして19分、砂押の左足でのサイドチェンジが左サイドの宮本へ通る。そして、ゴールライン際までスプリントした左SBラビーニ未蘭(3年)がクロス。ゴールを背にした森田がこれを落とすと、最後は杉岡が右足でゴールを破った。
後半19分、帝京は交代出場のMF杉岡侑樹が勝ち越しゴール
 司令塔の砂押からラビーニや森田の特長を活かした鮮やかな崩しで再び勝ち越し。これでさらに落ち着いた帝京は、相手のプレッシングを個で攻略する畑中や攻撃的な右SB小林爽人(2年)の持ち上がりから、砂押や回収力も光るMF近江智哉(3年)を経由して距離感良くボールを動かす。37分には小林のパスで杉岡が抜け出してクロスを上げると、ファーサイドの宮本が右足で決めて3-1とした。
後半37分、帝京FW宮本周征が右足で決めて3-1
 栃木U-18はいずれも交代出場のFW波多野壮介(1年)やFW市川遥章(1年)が繰り返し相手DFラインの背後を狙うなど、諦めずに前へ出る。だが、帝京は43分、注目の大型CB田所莉旺(3年)の絶妙な縦パスから森田がこの日2点目のゴール。さらに45+5分、森田からのパスを受けた交代出場MF大舘琉史朗(3年)が右足シュートを叩き込み、4点差に広げて試合を終えた。
後半43分、帝京FW森田晃がこの日2点目のゴール後半45+5分には交代出場のMF大舘琉史朗も決め、5-1で試合を終えた
 帝京の砂押は「ハーフタイムに(監督の)藤倉先生からマインドが味方だったり、審判だったりに向いてしまっているっていうのを言われて、そういう時間帯って自分たち上手くいっていない時間帯なので。『このまま終わっていいのか』と言われて、本当に後半、もう一回マインド変えて、自分たちに矢印向けてやった結果がこうなったのかなって思います。後半は全員の位置を把握して、ほんと意図をみんなで合わせてできたのかなと思います」と後半に好転した理由について説明する。

 今年の帝京は選手同士で良く意見を言い合えるチーム。この日もピッチ内で良く声が出ていたが、前半は熱くなりすぎた部分があった。だが、後半は「自分たちの良さを出せと。全員が冷静にやれたと思います」と森田はいう。チームでより繋がって戦った後半に栃木U-18を突き放した。

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