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[MOM4755]近江MF廣瀬脩斗(3年)_とにかく効いている頼もしい黒子。国立のピッチも経験したボランチが目指すのは「陰の主役」!

ゲキサカ / 2024年7月1日 19時36分

 終盤に1点を返されたものの、チームは2-1で逃げ切って4試合ぶりの白星をゲット。「自分は攻撃というよりは、守備の部分を買われていると感じていますし、その中で自分のところでボールを取り切れている部分もありましたし、取り切れない部分もあったので、取り切る確率をもうちょっと上げていければなと思います」と本人は反省こそ口にしたものの、この勝利に対する廣瀬の貢献度が非常に高かったことは間違いない。


 魅力的な攻撃スタイルでファイナルまで勝ち上がり、一躍脚光を浴びた昨年度の高校選手権。廣瀬は3回戦と準々決勝に途中出場を果たすと、準決勝では3バックの左センターバックとして、決勝では左ウイングバックとしてスタメン出場。2年生にして国立競技場のピッチを味わった。

「先輩たちのプレーを見て『強いチームだな』と思いましたし、決勝まで行けたことで自分も良い経験をさせてもらいましたね。あの時は国立でやることもあまり凄いこととは感じていなかったんですけど、改めて思ったら『凄いことだったんやな』と(笑)。その中で自分に何ができたかというと、そこまで何かができたわけではなかったですし、あそこで勝てなかったというのも1つの経験として持てたかなと思います」。

 もちろん今年も聖地に帰還するのは大きな目標だが、廣瀬にはそれと同じぐらい意識していることがあるという。「アレを一度経験したら、『自分たちの代でも行きたい』という想いはあるんですけど、その中で自分たちがやってきたことをピッチで出して、見ている人たちにどれだけ影響を与えられるかということも自分は考えていて、勝ちにこだわるのは大事ですけど、他の人たちにもっと影響を与えるような試合ができたらと思っています」。つまりは“近江のサッカー”を突き詰めて、昨年以上のインパクトを見る人たちに残すという目標を、この1年の大きな軸として携えている。

 この選手がいるから、このグループが成り立っていると、チームメイトの誰もが認めるような究極の黒子が目指すのは、いわゆる『陰の主役』。国立の舞台を知る廣瀬脩斗の目立たない存在感が際立てば際立つほど、近江のスタイルはさらなる進化を遂げていくはずだ。



(取材・文 土屋雅史)
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