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怒涛の立ち上がりで静学を飲み込み、8-1。プレミアWEST首位の大津が7連勝

ゲキサカ / 2024年7月1日 21時44分

後半19分、大津高FW山下景司が右足ミドルを決めてハットトリック達成

[6.30 プレミアリーグWEST第10節 静岡学園高 1-8 大津高 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド]

 大津が難敵を飲み込み、7連勝! 6月30日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST第10節2日目が行われ、6連勝中の首位・大津高(熊本)はアウェーで静岡学園高(静岡)と対戦。FW山下景司(3年)の3得点など8-1で大勝した。

 アウェーの会場を沈黙させるような、怒涛の前半だった。「これまで丁寧にやってたのを、今週は『とにかく速く攻撃しよう』『時間掛けれるところも掛けずに、一回前に速く』っていうのを言っていたので。そこが前半はいい感じで得点まで行けたんで、良かったですね」と山城朋大監督。大津はキックオフからシンプルに前線で収める山下景への縦パスや、右SH舛井悠悟(3年)の前方のスペースを活用した配球で相手を押し下げる。

 そして6分、山下景の展開から右SB野口悠真(3年)が敵陣ゴールライン際のポケットへパス。舛井の折り返しに走り込んだ10番MF嶋本悠大(3年)がPKを獲得する。このPKを山下景が右足で左隅へ決め、先制した。
前半8分、大津FW山下景司が先制ゴール
 その山下景は「入りがめちゃくちゃ良くて。強度の高いプレスから、相手に何もさせないまま相手陣地でプレーできたんで、PKの1点目もしっかり決めることができて、その後畳みかけることができて、それでゲームが決まったかなと。静学のドリブルはやっぱ警戒していたので、人についていくっていうところを意識して、あとはプレスの速さで相手にドリブルさせなかったかなと思います」と振り返ったように、大津は静岡学園に立て直す間を与えない。

 圧力を受けてしまった静岡学園はボールを保持できず、バックパスや苦しいクリアが増加。セカンドボールを回収して攻める大津は12分、ショートパスを繋ぐと右サイドの野口がPAへパスを通す。これを嶋本が1タッチの右足ループシュートで決め、2-0とした。
前半12分、大津MF嶋本悠大がループシュートを決めて2-0大津はMF畑拓海らが攻め切られる前に奪い返していた
 大津は17分にも相手を押し込み、ゴール前の混戦から山下景がこの日2点目のゴールを決めた。静岡学園は注目右SB野田裕人主将(3年)が待望の今季初先発。ビルドアップに苦戦する中、野田が意図的に中央へポジションを取って攻撃を好転させようとする。だが、静岡学園は全体的に消極的なプレーが多発。大津は23分にも山下景が相手のミスパスをインターセプトし、MF兼松将(3年)のラストパスから舛井が右足シュートを叩き込んだ。チャンスを確実にゴールへ結びつけた大津が、わずか23分間で4点リード。スピード、強度だけでなく、嶋本やMF畑拓海(3年)、MF中村健之介(3年)がボールを失わない部分でも技巧派軍団を上回って見せた。
前半18分、大津FW山下景司が決めて3-0前半23分、大津MF舛井悠悟が決めて4-0
 静岡学園が落ち着きを取り戻した時には、大きなビハインドを負っていた。DFラインから大事にボールを動かし、MF堀川隼(3年)らが局面突破。ホール支配の増加とともに球際での強度も上がり、幾度か前進することはできていた。だが、アタッキングサードからのドリブルは左SB大神優斗(3年)と野口の相手両SBに蓋をされ、スペースへの攻撃は抜群の強さを見せるCB五嶋夏生主将(3年)とCB村上慶(2年)に阻まれてしまう。
大津のCB五嶋夏生主将(右)が静岡学園のエースFW大木悠羽 の前に立ちはだかる
 結果、静岡学園の前半のシュート数はゼロ。後半10分には、質の高い動きを見せる野田のスルーパスにFW大木悠羽(3年)が走り込んだが、これも大津CB五嶋にブロックされた。この後、GK、CBのところでミスも出ていた静岡学園を大津が再び飲み込む。

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