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ルヴァンカップのベンチ入りで膨らんださらなる向上心。神戸U-18FW岡奨瑛は得意のドリブルで自らの未来を切り拓く

ゲキサカ / 2024年7月2日 12時15分

ヴィッセル神戸U-18が誇る左の槍、FW岡奨瑛(3年=ヴィッセル神戸U-15出身)

[6.29 プレミアリーグWEST第10節 神戸U-18 1-1 帝京長岡高 いぶきの森球技場 Cグラウンド]

 より高いレベルを経験した上で、自分の強みには自信を深めている。絶対的な武器を適切な場所で、適切なタイミングで取り出せば、どんなステージも超えていけると信じて、とにかく目の前に立ちはだかろうとする相手に、勝負を挑んでいく。

「自分の得意なところを、自分の得意な形で出せれば、プレミアでも全然やれると思っています。ドリブルで1対1を仕掛けるところは監督にも認めてもらえていると思うので、練習でもボールを持った時は仕掛けることを意識していますし、自主練も続けているので、そこは磨いていきたいですね」。

 既にトップチームの公式戦のベンチ入りも果たしている、ヴィッセル神戸U-18(兵庫)が誇る“左の槍”。MF岡奨瑛(3年=ヴィッセル神戸U-15出身)は磨いてきた鋭いドリブルを繰り出し続けることで、チームのシビアな局面も、自らの未来も、力強く切り拓いていく。


 約1か月ぶりのリーグ戦で肌を合わせる相手は、やはりレベルが高かった。プレミアリーグWEST第10節。前節の試合が天候不良で延期となった神戸U-18にとっては、5月18日の神村学園高(鹿児島)戦以来となるプレミアでのゲーム。昇格組とはいえ、好調をキープしている帝京長岡高(新潟)との一戦は、立ち上がりからお互いが攻め合う好ゲームが展開される。

「クラブユースの予選はサイドバックに時間があって、自分が早く受けたりすることでもっと仕掛けていたんですけど、サイドバックのところにプレスが来るのに、自分たちが全然対応できていなくてハマっていたので、自分としてはもっと仕掛ける回数を増やしたかったですね」と話した岡は、定位置の左ウイングでいつも通りのドリブル勝負を繰り広げていたが、自分自身に物足りなさを感じていたという。

 それでも際どいシーンを作り出す。前半25分。左サイドバックのDF川井憂翔(3年)からボールを引き出し、スピードに乗ったドリブルからフィニッシュ。ボールは左のポストを叩くも、相手に一瞬で脅威を突き付けると、38分にもやはり川井との連携からカットインシュートまで。軌道は枠を越えたものの、得点への意欲を隠さない。

 一方で帝京長岡が攻勢を強める時間帯もあった中で、どうしても守備に時間を割かれてしまうシーンも増えていく。「今日みたいに自分が守備で相手のウイングまで戻らなきゃいけなかった時も、そこからもっとカウンターで出て行かないといけないですし、逆の(森田)皇翔が出て行けていたので、自分の守備の時間が増えても、もっと攻撃できるように体力を付けないといけないと思います」。攻守に試合へ関わり続けることは、クリアするべき課題として明確に捉えている。

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