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楽しみにしていた地元での“凱旋試合”も経験。帝京長岡MF柳田夢輝は10番にふさわしい結果を求め続ける

ゲキサカ / 2024年7月2日 12時25分

帝京長岡高の10番を託されているMF柳田夢輝(3年=FCフレスカ神戸出身)

[6.29 プレミアリーグWEST第10節 神戸U-18 1-1 帝京長岡高 いぶきの森球技場 Cグラウンド]

 その立ち位置がスタメンであっても、ベンチスタートであっても、そのポジションがフォワードであっても、サイドハーフであっても、自分が取り組むべき役割に大差はない。チームのために走って、戦って、ゴールに関わる。それを常に全力でやり遂げるだけだ。

「帝京長岡は14番がエースナンバーですけど、10番も特別感がある番号なので、その番号を背負って結果を出せるように頑張っていきたいですし、点にこだわって、アシストとかゴールに関われるような、絶対的な存在感を出せるようにしていきたいです」。

 プレミアリーグ初昇格の帝京長岡高(新潟)に戦い方の幅をもたらす、ポリバレントさを有した背番号10。MF柳田夢輝(3年=FCフレスカ神戸出身)は楽しみにしていた地元での“凱旋試合”を経て、さらなる成長を誓っている。


 この日が来るのを心待ちにしていた。プレミアリーグWEST第10節。ヴィッセル神戸U-18(兵庫)と対峙するアウェイゲーム。「小学校のころからずっと神戸でサッカーしていました」という柳田にとっては、リーグ戦のスケジュールが発表された時から意識していた一戦だ。

 相手には昔からよく知っている顔が並んでいる。「(山田)海斗は県トレで一緒でしたし、(吉岡)嵐はジュニアユースの練習に一緒に行ったりしていました。(今富)輝也は小学校のころから知っていますし、(高村)睦弥とか(松田)志道も昔から知っています(笑)」。次々と出てくる名前に、彼らと重ねてきた時間を推し量ることができる。

 ピッチサイドには気の置けない地元の友人や、中学時代のチームメイトの保護者の顔も見つけることができた。もちろんどの試合も負けられないけれど、いつも以上に気合が入っていたことは間違いない。背中に10番が躍る黄緑色のユニフォームに袖を通し、スタメンとしてピッチに足を踏み入れる。

 ハッキリとした積極性はファーストシュートに滲んだ。前半15分。DF下田蒼太朗(3年)、MF遠藤琉晟(3年)と繋いだボールを受けた柳田は、ミドルレンジから左足でのシュートにトライ。軌道はわずかに枠の右へ外れたものの、惜しいシーンを創出してみせる。

 最大の見せ場が到来したのは、1点をリードしていた後半28分。遠藤のパスから右サイドを抜け出した10番はGKと1対1に。右足のアウトサイド気味に狙ったシュートは、しかし相手守護神のファインセーブに阻まれ、追加点は奪えない。

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