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約半年間の離脱から、待望の先発復帰戦で光る動き。注目右SB野田裕人主将は静学を変え、毎熊、濃野に近づく

ゲキサカ / 2024年7月2日 15時59分

待望の先発復帰。静岡学園高右SB野田裕人主将(3年=F.C.DIVINE出身)はチームの基準を変え、結果に結びつける

[6.30 プレミアリーグWEST第10節 静岡学園高 1-8 大津高 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド]

 プレミアリーグWEST首位・大津高(熊本)との“基準”の差を見せつけられるような完敗。静岡学園高(静岡)は怪我人の多い中でインターハイ静岡県予選を突破し、プレミアリーグでも前節に岡山U-18から今季2勝目を挙げていたが、現実を突きつけられるような敗戦となった。

 前半23分まで4失点。そこから立て直し、後半にMF加藤佑基(3年)のゴールで意地の1点を奪った。だが、最終スコアは1-8。右SB野田裕人主将(3年=F.C.DIVINE出身)は、現時点での大津との差を感じたという。

「ホントにめちゃくちゃ感じました。みんながどう感じたか分からないですけど、僕はホントに危機感凄く感じましたし、自分個人としてもそうですけど、チームとしても、ホントにやんなかったらもう負けるんだろうな、降格するんだろうなって今日感じました」。ただし、「ポジティブに捉えるしかない」。6月の時点で気づけたことを前向きに捉え、チームとともに変わることを誓っていた。

 プレミアリーグWESTの順位は、降格圏の11位に後退。その静岡学園にとって野田の復調は、大きい。昨年、名門で唯一の2年生レギュラーだった野田は、全国高校選手権1回戦(対明徳義塾高、6-0)でPAへの抜け出しから鮮烈ゴール。加えて、エースFW神田奏真(現川崎F)へのピンポイントクロスで2アシストを記録している。だが、大会直後から股関節痛によって長期離脱。当初の予定よりも回復が遅れ、インターハイ予選後のプレミアリーグ・帝京長岡高戦(6月16日)でようやく今季初出場となった。

 その試合でいきなり1ゴール。帝京長岡戦、岡山U-18戦はいずれも30分ほどの出場で大津戦が今季初先発だった。チームが序盤から「寄せのスピードだったり、前に来る迫力っていうのがちょっと違っていて、そこで受けてしまった」(野田)ことでビルドアップに苦しむ中、主将は中央でポジション取り。「サイドハーフだったり、FWにどう前進していくかって考えた時に、やっぱり自分が中継したり 一番前に行くためにいいポジションを取ろうっていうのは常に考えていました」と振り返る。

 野田は「スピードはある方だと思うんで、そこは活かしながら、やっぱり細かいところでも簡単には取られないっていうのは意識していますし、やっぱり一番は攻撃で差をつけたいなっていうのは考えています」という攻撃的なSB。加えて、ボールタッチがスムーズでストレスがない。自分の置きたい位置にファーストタッチしながら、ビルドアップを少しずつ好転させていた。

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