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トップチームの敗戦を見た静岡学園Ⅱの選手たちがプリンス東海で奮起。四中工に3-1で勝利

ゲキサカ / 2024年7月2日 18時49分

静岡学園高Ⅱが2試合ぶりの勝利

[6.30 プリンスリーグ東海第7節 静岡学園高Ⅱ 3-1 四日市中央工高 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド]

 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 東海は6月30日に第7節2日目を行い、静岡学園高Ⅱ(静岡)が四日市中央工高(三重)に3-1で快勝。4位へ順位を上げている。

 この日、同会場での第1試合で静岡学園のトップチームが大津高(熊本)とのプレミアリーグWEST第10節で1-8と大敗。その姿を目の前で見て「自分たちは勝たなきゃいけない試合だった。そういうところでも気合が入っていた」(MF原星也、3年)という静岡学園Ⅱが序盤から主導権を握った。

 左SB藤本虎之介(3年)は、「しっかりみんなでボールを大事にしながら前に持っていったり。みんなイージーミスとかも少なかったと思います」と振り返る。その静岡学園Ⅱは前半12分、縦パスのこぼれに反応したMF阿部雄大(3年)が左足シュートを右隅へ決めて先制する。さらにCB國領英夢(3年)の右足FKなどで相手ゴールを脅かすと19分、左CKのこぼれをCB吉田俐軌(2年)が豪快に蹴り込んで2-0と突き放した。
前半12分、静岡学園MF阿部雄大が先制ゴール
 その後も國領の配球から原がスピードを活かした仕掛けでチャンスを作り、テクニカルなMF山田悠太(2年)や前線で身体を張るFW上田悠世(2年)が特長を発揮していた。

 また、本来のボランチではなく左SBでの先発だった藤本は、「全然慣れてなくて、守備の対応とか難しい部分もあったんですけど。やっぱり攻撃面で怖がらずにボール受ける部分は自分の特長でもあるのでそれはSBでもしっかり出せました」。対する四中工も前半38分、GK西口友愛(3年)の素晴らしいフィードから右サイドを攻略し、MF小久保圭皓主将(3年)が決定的なヘッド。だが、静岡学園ⅡのGK瀧優斗(2年)がファインセーブで立ちはだかった。
四中工GK西口友愛は好守に加え、素晴らしいフィードも披露四中工はMF小久保圭皓主将のヘッドなどでゴールに迫った
 後半は一転、四中工がペースを握る。CB牧野蹴斗(2年)やGK西口らの安定した守りを支えに反撃。奪ったボールを最前線のFW増田莉久(2年)が収め、正確にサイドへ展開する。そこからMF工藤悠眞(2年)の仕掛けなど鋭いサイド攻撃。だが、静岡学園Ⅱは20分に追加点を奪う。左サイドの原が一気に縦へ持ち上がり、ラストパスを山田がゴールへ押し込んだ。

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