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「まず守備から」の尚志が市立船橋を4-1撃破。“好循環”の連勝で地元開催のインハイへ弾み

ゲキサカ / 2024年7月6日 22時59分

前半5分、尚志高MF西丸由都(右)が先制ゴール

[7.6 プレミアリーグEAST第11節 尚志高 4-1 市立船橋高 仙台大学サッカーフィールド郡山]

 尚志が2連勝。6日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 EAST第11節1日目が行われ、福島県郡山市の仙台大学サッカーフィールド郡山で10位・尚志高(福島)と12位・市立船橋高(千葉)が激突。尚志が4-1で勝ち、2連勝とした。
地元のジュニアチームがエスコートキッズを務めた
「まずは守備から」を徹底する尚志が、中断期間前の2試合で連勝。地元開催のインターハイへ弾みをつけた。前半5分、FW千住澪央主将(3年)が左中間からドリブルで仕掛けると、対応が後手になった市立船橋DFを引き付けて右前方へラストパス。MF大内完介(3年)のシュートは連続で市立船橋GKギマラエス・ニコラス(3年)に阻まれたが、こぼれをMF西丸由都(3年)がオーバーヘッドシュートでねじ込んだ。
尚志FW千住澪央主将の鋭い仕掛け、スピードは相手の脅威に前半5分、尚志MF西丸由都がオーバーヘッドシュートで先制ゴールMF西丸由都(左)と右WB荒川竜之介がゴールパフォ
 だが、市立船橋が立て直し、ボールを保持しながら相手を押し返す。攻め急がず、保持することで主導権を握り、セカンドボールも回収。そして、時間を掛けた揺さぶりから縦パスを差し込む。

 また、スペースへ抜け出すFW伊丹俊元(3年)を活用した攻撃。19分には右サイドを崩し、右SB井上千陽(3年)の折り返しのこぼれをMF金子竜也(3年)が右足で狙う。これは尚志DF大須賀元(3年)がブロック。このプレーで大須賀が負傷交代したものの、尚志は緊急出場したDF久保木壮(3年)を含めて堅い守りを続けた。

 尚志は今季リーグ戦開幕後から、DF星慶次郎(3年)をリベロに配置した3バックを採用中。両脇の選手をサポートしながら、DFラインから前へ飛び出してボールを奪う星がこの日も利いていた。相手に攻められる時間は増えていたものの、安定したキャッチングを続けるGK野田馨(3年)を含めて、自陣で粘り強い守備。インターハイ予選を挟んで4連敗を喫した時期もあるが、仲村浩二監督は「『まず守備から』っていうテーマを明確にしていたんで、みんなで共有しながら少しずつ良くなっている」という。
尚志はGK野田馨を中心とした堅守
 昨年はMF安齋悠人(現京都)やMF神田拓人(現早稲田大)をはじめ攻守にタレントを擁し、多彩なサッカーができるチームだった。「去年と違って強くないんだから、全員でまず、いい守備からっていう形でやろう」(仲村監督)の言葉を理解し、マジメに守備からを徹底。この日も相手のショートコンビネーションやサイド攻撃を封じ、そこから鋭いカウンター攻撃を繰り出した。

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