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前橋育英が「第1回神栖ワールドユースフットボール」でマドリード選抜に3-0快勝。3バック挑戦、新戦力のDF鈴木陽らも奮闘

ゲキサカ / 2024年7月14日 20時37分

前橋育英のDF鈴木陽がマドリード選抜と球際の攻防

[7.14神栖ワールドユースフットボール予選リーグ マドリード選抜 0-3 前橋育英高 神栖市矢田部サッカー場]

 日本サッカー界の将来を担うユース年代選手のサッカー競技力向上と健全な心身の育成、そして、世界の強豪選手たちと切磋琢磨して「世界」が現実的な目標になることを期待し、「第1回神栖ワールドユースフットボール」が13日から茨城県神栖市で開催されている。国内の強豪15校とマドリード選抜(スペイン)の計16チームが優勝を争う大会は、2日目の14日午前にマドリード選抜と前橋育英高(群馬)が激突。前橋育英が3-0で勝った。

 マドリード選抜は「文化の違いを知り、試合でしっかり戦うためです」という理由で今大会に参戦。ラーヨ・バジェカーノやヘタフェの選手たちが、日本で書道体験など文化にも触れながら、3日間の戦いに挑戦している。
マドリード選抜は球際で厳しい守備
 だが、この日のゲームは、大半の時間帯で前橋育英がボールを支配。5分に左WB牧野奨(2年)の左クロスからFW佐藤耕太(3年)がヘディングシュートを放つと、その後も攻守で差を生み出すMF石井陽主将(3年)やMF柴野快仁(2年)のチャンスメークから佐藤やFWオノノジュ慶吏(3年)がシュートへ持ち込んだ。

 そして15分、前橋育英は中央、PA外側でこぼれ球を拾った石井がグラウンダーの右足シュート。これを左隅へ突き刺し、先制した。攻勢を続ける前橋育英は切り替え速くボールを奪うと、ほとんどバックパスすることなく、角度をつけた1タッチ、2タッチのパス交換で前進。守備で隙のできていたマドリード選抜を攻め立てた。
前半15分、前橋育英MF石井陽が先制ゴールチームメートとゴールを喜ぶ
 ただし、マドリード選抜はオノノジュや佐藤の決定的なシュートをGKダニエル・ブラーボ(フエンラルラダ)がストップ。また、前橋育英のDF鈴木陽(3年)も「身体が大きくて、身長があるんで、競り合いとか負けるシーンが多かった」と振り返ったように、マドリード選抜はFWホルヘ・カレェス(モストレス)ら突破力のある選手やスキルの高い選手が複数いた。マドリード選抜は敵陣での奪い返しからゴール前のシーンを作り出したほか、強引に中央突破するシーンも。だが、前橋育英は鈴木が抜け出してきた相手をブロックするなど簡単にはゴールに近づけない。
マドリード選抜はゴール前で身体を張った守備
 この日、前橋育英はBチームがプリンスリーグ関東2部で用いていた3バックにAチームもチャレンジ。Bチームで3バックのセンターを務めていた鈴木は、「3人の後ろの連係とボランチとかで潰せるように意識していました」と早速Aチームでも経験を活かして、守りを引き締めていた。

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