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初のインハイで能登、石川県全体に「笑顔や勇気を」。鵬学園が神栖ワールドユースフットボールで明秀日立と好ファイト

ゲキサカ / 2024年7月14日 23時29分

中盤で強さ、回収力を発揮するMF竹内孝誠主将がチームを牽引。鵬学園高は好ファイトで前向きなドロー

[7.14神栖ワールドユースフットボール予選リーグ 明秀日立高 1-1 鵬学園高 神栖市矢田部サッカー場]

 能登、石川県全体に「笑顔や勇気を」。鵬学園が茨城県遠征で初のインターハイに繋がる好ファイトだ。14日、「第1回神栖ワールドユースフットボール」(茨城県神栖市)で地元・茨城の明秀日立高と鵬学園高(石川)が対戦。1-1で引き分けた。

 鵬学園は後半ラストプレーの失点でドロー。だが、赤地信彦監督は、「大満足です。やれるところとやれないところがはっきりした」と前向きに捉えていた。今年1月の能登半島地震の影響で未だ自分たちの練習場は使用できず、40、50分を掛けて移動してトレーニングを行う日々。今回は公式戦後にそのまま長距離移動して「第1回神栖ワールドユースフットボール」に参加し、他地域の強豪校との戦いで課題と収穫を得た。

 序盤から互いに突破、奪い返しを繰り返す激しい攻防戦に。鵬学園は欠かせない存在のCB竹中健之助(3年)が賢く、的確なカバーリングを続け、先発起用されたCB刀祢杏蒔(1年)も健闘を見せる。
鵬学園CB竹中健之助は的確な動きでチームを支えた
 序盤、相手にFKから決定打を打たれたが、GK山本裕樹(3年)が好反応でストップ。逆にMF亀山日々葵(3年)のスルーパスなどから先制点を狙うと、14分にはMF猪谷悠太(3年)の強引な中央突破からMF和田陸(3年)が決定的な左足シュートを放つ。だが、明秀日立GK重松陽(3年)が距離を詰めて身体で止めた。
鵬学園の左サイドで突破力を発揮したMF和田陸(右)と明秀日立CB久保遼真が激しく競り合う
 明秀日立はインターハイ予選決勝で敗れて全国連覇こそ逃したものの、関東高校大会で準優勝するなど今年も強力な陣容。CB菅野一葵(3年)が能力の高さを活かして守っていたほか、巧みなターンとフェイントで相手をかわすMF柴田健成(3年)や技巧派MF阿部巧実(3年)がボールを前進させる。そして、前線ではFW竹花龍生主将(3年)が怖さを見せていた。

 だが、予選決勝で名門・星稜高を破ってインターハイ初出場を決めている鵬学園は、球際の攻防でファイト。「(予選後)リーグ戦でも勝ち切れない試合とかが続いて、悪い流れもあったんですけど、昨日(プリンスリーグの前期最終戦)で一回もう吹っ切れて、『もう一回、全国大会に向けて、いい雰囲気作っていこう』と」とMF竹内孝誠主将(3年)が説明したように、鵬学園は気持ちを切り替えて臨んだ一戦で好ゲームを演じた。

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