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神栖ワールドユースフットボール準決勝でインハイ出場校対決。耐えた帝京が2年生FWの一発で追いつき、尚志にPK戦勝利

ゲキサカ / 2024年7月15日 22時43分

後半27分、帝京高FW宮本周征が左足で同点ゴール

[7.15神栖ワールドユースフットボール準決勝 帝京高 1-1(PK4-3)尚志高 神栖市海浜サッカー場A]

 インターハイ出場校対決は帝京が制す――。「第1回神栖ワールドユースフットボール」は大会最終日の15日午前に準決勝を行い、予選リーグBグループ1位の帝京高(東京)と同Cグループ1位の尚志高(福島)が対戦。1-1で突入したPK戦の末、帝京が4-3で勝った。

 ともに今月27日開幕のインターハイに出場。互いに勝ち上がれば、準々決勝で対戦する有力校同士の“インハイ前哨戦”は、それぞれ自分たちの特長を表現しようとする。切り替えが速く、一進一退の攻防戦に。中でも、「まず守備から」を徹底する尚志が、より理想とする戦いを展開していた。

 FW岡大輝(2年)やMF千住澪央主将(3年)をはじめ、前から制限を掛けて帝京を狭い局面に追い込み、存在感を放つDF星慶次郎(3年)や相手にとって嫌な存在になっていたMF高橋響希(3年)らがボール奪取。MF大内完介(3年)や星が遠目の位置から強烈なシュートで相手ゴールを脅かす。
尚志のMF高橋響希は攻守で相手にとって嫌な存在に
 帝京もMF砂押大翔主将(3年)やMF近江智哉(3年)らが2対1を作りながらボールを前進させたほか、CB田所莉旺(3年)が高精度のフィード。この日、公務で不在の藤倉寛監督に代わって指揮を執った落合貴嗣GKコーチから、「どこで相手の背後を取れるか。空くスペースを共有しよう」と助言されていたチームは、相手を見ながら背後を取ろうとする。
帝京MF近江智哉はビルドアップに係わり続けた
 18分には、砂押のパスからFW宮本周征(2年)が右のスペースを突いて右足シュート。だが、右WB荒川竜之介(3年)と左WB板垣大翔(3年)も係わって縦に速い攻撃を繰り出す尚志が、より多くのシュートシーンを作り出す。

 19分、スルーパスで左中間へ抜け出した大内が左足シュート。これは帝京GK大橋藍(3年)が反応してはじき出す。22分にもショートカウンターからMF西丸由都(3年)のパスで大内がPAへ潜り込むが、帝京は攻守の要・CB畑中叶空(3年)がカバーして得点を許さない。
尚志MF大内完介が抜け出しから左足シュート
 それでも尚志は前半23分、高橋の右CKを左WB板垣大翔(3年)が頭で叩きつけて先制ゴール。尚志はGK野田馨(3年)や星を中心にDF久保木壮(3年)、DF西館優真(3年)の3バックも隙を見せず、自分たちのペースで試合を進めた。

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