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流経大柏が求めるカップ戦で勝つ経験。NBCin堺ユースフェス初戦で堅守の名古屋を振り切り、まず1勝

ゲキサカ / 2024年7月21日 8時59分

流通経済大柏高のゲーム主将MF柚木創は存在感のある動き。個人、チームとして成長、結果を求める

[7.20 NBCin堺ユースフェス予選リーグ 名古屋高 0-2 流通経済大柏高 J-GREEN堺]

「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2024)」が20日にJ-GREEN堺で開幕し、今季プレミアリーグEASTで首位争いを演じている流通経済大柏高(千葉)と昨年度選手権8強の名古屋高(愛知)が激突。流経大柏がMF亀田歩夢(3年)の2ゴールによって、2-0で勝利した。

 この夏に求めているのは、カップ戦で勝つ経験。流経大柏の榎本雅大監督は「(フェスティバルのタイトルを)1個でも、2個でも。ゲーム(内容)をほとんど取ってるんですけど、ゲーム取ってるだけじゃダメなんで」。プレミアリーグで上手さと強さを示してきたが、6月のインターハイ千葉県予選決勝で宿敵・市立船橋高に1-2で惜敗。トーナメント戦で勝ち抜く強さを身につけること、タフで大人な集団になることを目指して大阪遠征を行い、ニューバランスカップに参戦している。

 その初戦は、榎本監督が「相手が良かった。守備でちゃんとブロック作ってくれて、最後まで攻撃する姿勢を持ってくる」と評した名古屋との戦い。名古屋の指揮を執った大久保隆一郎ヘッドコーチも、「(全国大会で上位へ進むことを目指す上で)基準がここなんで。それを伝えたいけど、(言葉だけでは)伝えられないじゃないですか。流経とできるなんて良かったです」と歓迎した一戦は、互いに良さの出るゲームとなった。

 流経大柏はCB奈須琉世主将(3年)がJクラブ練習参加中のために不在。GKが丸山ジェフリー(2年)で松本果成(3年)、メンディー・サイモン友(1年)、富樫龍暉(3年)、堀川由幹(3年)の4バック、稲田斗毅(3年)がアンカーに入り、2列目に和田哲平(3年)、昇純希(2年)、ゲーム主将の柚木創(3年)、亀田歩夢(3年)が並び、最前線に粕谷悠(3年)が構えた。

 一方の名古屋はGK定本翼(2年)、DF太田陸斗(3年)、井上款斗(3年)、伊藤瑠晟(3年)、櫻井神威(3年)、ダブルボランチに佐藤琉輝(3年)と寺地広騎(1年)、トップ下が田口想太主将(3年)、両翼に齋藤力(3年)と川瀬陸(3年)、最前線に生田智丈(3年)が入った。太田、佐藤、井上、川瀬、齋藤は初出場で8強入りした選手権の先発経験者だ。

 序盤から流経大柏がボールを支配しながら押し込む展開に。柚木は「自分たちの特長として守備から攻撃にっていうところはあるんで、攻撃して取られた後の奪い返しっていうところは、今日相手よりも凄い上回れたんで、ゲームを握れたかなと思っています」と振り返る。
流経大柏は序盤から左SB堀川由幹らが積極的な仕掛け
 今年の流経大柏にはテクニカルな左サイドと走力の高い右サイドという特長があるが、この日は左の亀田が止まらない存在に。ドリブルで再三大きく前進して見せる。個々のスキルの高さを活かして攻める流経大柏は稲田や堀川、亀田がドリブルからシュート。そして、17分には左の亀田から粕谷へパスが入り、こぼれ球を亀田が右足で左隅へ叩き込んだ。
前半17分、MF亀田歩夢が右足シュートを決めて先制カップ戦でのタイトル獲得が目標
 名古屋は失点こそしたものの、守りが堅い。しっかり相手の正面に立ってコースを切り、プレスバックも徹底。ともに出足の速さを見せていた井上と伊藤を中心にゴール前で一歩が出て、強度も高かった。

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