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[NBC in 堺ユースフェス]チーム一気持ちを表現。大阪桐蔭FW小門楯主将は仲間の助けを借りながら「壁を超える」

ゲキサカ / 2024年7月22日 0時37分

この日はFWとして先発。大阪桐蔭高の小門楯主将(3年=奈良YMCAジュニアユース出身)が左足シュート

[7.20 NBCin堺ユースフェス予選リーグ 東海大福岡高 2-0 大阪桐蔭高 J-GREEN堺]

 チーム一気持ちを表現する男は、仲間たちのサポートを受けながら「壁を超える」。大阪桐蔭高(大阪)は、「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2024)」予選リーグ初戦で東海大福岡高(福岡)と対戦。三角形を作りながら3人目が背後へ抜け出すなど「スペースを意識した攻撃が上手くできていた」(FW小門楯主将、3年=奈良YMCAジュニアユース出身)が、シュート精度を欠くなど得点を奪うことができない。

 また、守備面では「FWからスタートして、どんどん後ろが前に押し上げて、それで守備でボールを取って、ショートカウンターっていうのが一番自分たちが意識してやっていること」(小門)。その小門は相手のビルドアップ時に大声でその動きを伝達。最前線で相手ボールをもぎ取り、シュートするシーンもあった。

 ただし、普段CBの小門はFW起用でプレスに行き切れないところや味方と共鳴することができないところもあり、東海大福岡のロングボールを交えた攻撃に苦戦を強いられた。普段のFWからCB起用された久瀬葵(3年)やCB柴田凌我(3年)中心に踏ん張っていたが、クリアミスなどが失点に繋がり、0-2。小門は空中戦や対人で強さを見せるなど相手チームを驚かせるような動きを見せていたものの、悔しい敗戦となった。

 大阪桐蔭はインターハイ大阪府予選で代表決定戦の準決勝まで勝ち進んだが、惜敗。「あと1個勝ったら全国っていうところで負けて、めっちゃ悔しい思いをしている」(小門)。300ものチームが参加する堺ユースサッカーフェスティバルは、インターハイ出場校同士の親善試合も開催。小門は間近で彼らが戦っている姿を見て刺激を受けているという。

 この夏に、変わる。「この夏の期間が、やっぱり攻守とか全てにおいて、メンタル面でもやっぱ暑くて鍛えられると思う。(変われるかどうかは)全部、自分たち次第なんで。そこは自分が一応キャプテンをやらしてもらってるんで、自分がきちんと締めながら、声を掛けながらやっていけたらなっていう風に思ってます」と主将は力を込めた。

 1年時から先発を経験してきた小門は今年、取り組んできたことをチームに伝えようと努力。だが、自分ひとりで伝えることの難しさを感じていた。ボールを保持しながら賢く、相手の嫌がる戦いをする大阪桐蔭の中で、「自分はどっちかって言ったら合ってへんようなタイプだと思うんで、その部分でどうしても自分がやってることが間違ってるのかなとか、そういうのを自分の中で思ったりしている」と明かす。

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