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「自信は大事。でも邪魔になることもある」パリ五輪メンバーGK野澤大志ブランドン、プロ2年目のJ1→J3で学んだこと

ゲキサカ / 2024年7月22日 8時58分

「僕が言えることは、やっぱりその瞬間瞬間に無駄なことは何ひとつないということ。そこにしっかり向き合って、つらくても前に進み続ける。前に進むのは簡単ではないし、つらいことは絶対にある。それでも進み続けるということは、あとでサッカー以外のところでも本当に宝になる」

 パリ五輪メンバーとなり、再び正守護神の座をかけた争いが始まった。それでも野澤は「いろんな人がいるけど、僕自身はチームが勝つことが一番」と強調。「チームの中での立場を自分自身理解することも大切」。GK小久保玲央ブライアンとの序列を自分なりに咀嚼しているようだ。

「小久保選手がこのチームを助けてきたし、この大会でも絶対そういう存在になる。僕は陰で支える存在に落ち着いていいわけではないが、それも理解している。自分が出たらもちろんチームを勝たせる存在でいるように、いつも準備している。だけど同時にチームメイトが本当に最大限の力を出せるために関われるようにしていきたい。それはそっとしておくことも一つかもしれないし、前向きな声掛けもそう。あるいは何かアクシデントが起きたときにも、僕らがチームであることをわからせてあげることとか、いろいろあるけど、チームとして勝っていくことが一番必要だと思う」

 たった1枠しかないGKだからこそ、正守護神にアクシデントがあったとき、出番が真っ先に来るのはセカンドGKだ。「いきなりパッと出て、パッと結果を出すことは難しいこと。でも僕も今まで経験していることなので、プレーはできると思っている」。プレーヤーとして、けっしてサポートに甘んじているわけではない。「出たときには絶対に勝たせる存在でいたい」とその矜持を垣間見せた。

 一言一言をしっかり伝えようとしていた。長時間を話し終えたときも「慎重に言葉を選んでしまって……すみません」と謙虚だ。それでも少しばかりテンションは高め。「やっぱりサッカー好きなんで。そこに関してはめちゃめちゃワクワクしています。オーバーエイジはあるけど、23歳以下で入れるのは一生に一回なので」。今はただ、たどり着いた大舞台を全力で楽しむつもりのようだ。

(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)

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