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ハードワークと団結力はみんなで築き上げてきた一体感の証。「元チームメイト同士の指揮官対決」は山形ユースが大分U-18に競り勝って初戦白星!

ゲキサカ / 2024年7月23日 12時5分

 すると、直後に生まれた先制点。35+1分。相手陣内で井上が果敢なプレスバックからボールを奪い、MF今野勇夢(3年)が左へ振り分け、永井は丁寧に中へ。菅原のラストパスを井上が確実にゴールネットへ流し込む。「我慢の時間帯はあると思っていたので、やることを変えずに我慢し続けたら、自分にチャンスが巡ってくると信じていた」というストライカーの一撃。山形ユースが1点をリードして、最初の35分間は終了した。


「ああやって中央を固められた時に、最後のクオリティのところで、どこにポイントを作っていくかは課題としてありましたね」と山崎監督も口にした大分U-18は、個の力で同点に追い付く。後半2分。右サイドでMF高橋七皆(2年)が粘って残し、交代出場のMF山内湊人(2年)のスルーパスから、抜け出した小野は右足一閃。ボールは豪快にゴールネットへ突き刺さる。前半から存在感が際立っていた7番が一仕事。1-1。スコアは振り出しに引き戻された。



 10分の主役は「自分としてはフォワードで点を決めてヒーローになりたいなと思っていたので、『ああ、今日はセンターバックか』とは少しだけ思いました」と笑ったFW登録のセンターバック。山形ユースは右サイドから菅原がFKを蹴り込むと、後半開始から最終ラインに投入されたFW水戸部東次(2年)がダイビングヘッドで当てたボールは、ゴールへと弾み込む。「今週のトレーニングはフォワードをやっていたんですけどね」と秋葉監督も明かした“二刀流”センターバックの勝ち越し弾。再び山形ユースが突き放す。

 またもや追い掛ける展開となった大分U-18も、ギアを一段階踏み込む。14分には右サイドを駆け上がったDF平川日向(3年)のクロスに、小野が合わせたボレーはヒットせず。19分にも山内がラインの裏へ絶妙のパスを落とし、走った小野のシュートは山形ユースのGK佐藤陸斗(1年)がファインセーブで回避。23分にもゴールまで約25mの位置から近藤が直接狙ったFKはクロスバーにヒット。あと一歩までは迫りながら、次の1点が遠い。

「後半は特に守る時間帯が多かったですけど、最終ラインもボランチもみんなで声を掛け合って、集中力を高められたので、それほど怖さはなかったです」(半澤)。山形ユースは熱く、冷静だった。MF古川雅矩(3年)と今野のドイスボランチはアラートにセカンドボールを回収し続け、最終ラインも高いラインをキープ。28分にはカウンターから永井、今野と繋ぎ、井上のシュートは平野の攻守に阻まれるも、攻撃の刃も突き付けつつ、交代カードを切りながらゲームクローズに取り掛かっていく。

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