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[MOM4775]浦和ユースFW照内利和(3年)_ジュニアから育った「浦和の9番」を託されるストライカーが圧巻の2発で眩い輝きを放つ!

ゲキサカ / 2024年7月24日 12時44分

浦和レッズユースの9番を背負うストライカー、FW照内利和(3年=浦和レッズジュニアユース出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.23 クラブユース選手権(U-18)GL第2節 浦和ユース 3-0 長崎U-18 ヤンマーフィールド長居]

 このエンブレムがあしらわれたウェアに袖を通して、もう10年近い月日が経った。自分が果たすべき役割は、明確過ぎるぐらい明確だ。どんなに相手が強くても、どんなに劣勢に陥っていても、とにかくゴールを決めて、チームを勝たせる。それがこのクラブの、この番号を背負っている者の存在意義だから。

「ジュニアユースも9番で、去年も9番だったので、9番の責任と誇りを持って、『絶対に点を獲る』という気持ちを強く持っています。今年は3年生として一番上の学年になったので、もっとチームを勝たせられるフォワードにならないといけないですし、自分はジュニアからずっと長くレッズにいるので、自分のゴールでチームを勝たせたいという想いは強いです」。

 浦和レッズユース(関東6)の9番を託されている、鋭い得点感覚を有したストライカー。FW照内利和(3年=浦和レッズジュニアユース出身)が奪い切った2つのゴールが、窮地を迎えていたチームに力強く勝利を引き寄せた。


 初戦はAC長野パルセイロU-18(北信越1)相手にドロー決着。1位しかグループステージを突破できないことを考えれば、本当の意味で絶対に負けられない戦いを強いられていた浦和ユースだったが、「今日は『絶対に勝たないといけない』という状況で、ミーティングもそうでしたし、チーム全体で良い雰囲気を持って試合に入れたと思います」と照内も振り返ったように、立ち上がりから十分なエネルギーを携えてV・ファーレン長崎U-18(九州5)とのゲームに入る。

 31分にFW山根且稔(2年)が先制ゴールを奪うと、良い流れそのままに9番にも決定的なチャンスが巡ってくる。2分後の33分。最終ラインからFW相賀天晴(3年)が縦パスを突き刺した瞬間、照内の頭の中に“ちょっと先の未来”が思い浮かぶ。

「自分のところにパスが入ってきた時に、相手がどこにいるかは見えていたので、1回溜めてから外して、大輝が外にいて2対1の状況になっていて、そこをいったん使いました」。右サイドにいたFW井上大輝(3年)とイメージがシンクロする。縦への仕掛けから、折り返されたクロスへ走り込み、合わせたボールはゴールネットを確実に揺らす。

「大輝が上手く仕掛けて、自分もしっかりクロスに入れたので、良い攻撃だったと思います」。駆け寄ってくるチームメイトと笑顔で喜び合う。ようやく生まれた今大会初ゴール。まずは1点目。

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