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[MOM4776]甲府U-18MF横森日々生(3年)_本職ではないCBと真摯に向き合う「お母さん的キャプテン」はしなやかにリーダーシップを発揮する!

ゲキサカ / 2024年7月24日 20時33分

ヴァンフォーレ甲府U-18を束ねるキャプテン、MF横森日々生(3年=ヴァンフォーレ甲府U-15出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.23 クラブユース選手権(U-18)GL第2節 大分U-18 1-2 甲府U-18 ヤンマーフィールド長居]

 本職ではないポジションだって、任されたからには100パーセントのひたむきさで真摯に向き合っていく。それはキャプテンという役割も一緒。少しでもこのチームを良い方向に導けるのであれば、左腕に巻いた腕章に想いを込めて、持てるものすべてをピッチへ注ぎ込む。

「この全国大会自体も自分たちの力で勝ち獲ったものですし、どこも良いチームばかりが集まっているこういう大舞台で、チームみんなで自分たちのサッカーができて、1勝できたというのは本当に嬉しかったです」。

 ヴァンフォーレ甲府U-18(関東8)のセンターバックを預かる、不動のキャプテン。全国での勝利を仲間と喜び合ったMF横森日々生(3年=ヴァンフォーレ甲府U-15出身)がしなやかに発揮するリーダーシップは、個性派揃いのグループを最適な形でまとめ上げていく。


「昨日の試合が終わった直後はみんな落ち込んでいて、切り替えるのは凄く難しかったですけど、突破するためにはここから絶対に2勝しないといけないのはわかっていたので、うまく切り替えて、みんなで気持ちを上げてゲームに入れたのが良かったかなと思います」。

 キャプテンは手応えを感じていた。初戦のガンバ大阪ユース(関西1)戦は0-2で敗戦。1位のみがノックアウトステージへと進出する大会レギュレーションのため、1試合の結果が勝ち上がりを大きく左右する中で、甲府U-18の選手たちはしっかりと気持ちを立て直して、この日の大分トリニータU-18(九州2)戦を迎えていた。

 センターバックとして最終ラインを任されているものの、横森の本来のポジションはそこではない。「もともとボランチをやっていて、センターバックになったのは4月の初めぐらいからですかね。プリンスリーグが開幕してからはずっとセンターバックです」。本職ではない場所で、チームのために奮闘している。

 内田一夫監督も苦しい胸の内をこう明かす。「ケガ人も含めたチーム事情で今は1つ後ろに下がってもらっているんですけど、守備もそうですし、ボールを動かすという面でも彼がいると安定するんです。本当は1つ前で使ってあげたいところなんですけどね」。葛藤も抱えながら、絶対的な信頼を置いて、ディフェンスリーダーを託しているというわけだ。

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