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試練で高まった責任感。“高岡、水田の分も”の日章学園、日本一という目標は「変わらない」

ゲキサカ / 2024年7月26日 7時21分

インハイ注目校の日章学園高は主軸FW2選手が怪我。FW佐久川友杜は2人の分も活躍を誓う

 目標は変えずに、「日本一」だ。令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技(福島)が27日に開幕する。日章学園高(宮崎)は1回戦で鵬学園高(石川)と対戦。これまで自分たちを助けてくれた選手たちのためにも勝ち上がる。

 厳しい状況の中で夏のトーナメント戦を迎える。サウサンプトン(イングランド)内定のU-19日本代表FW高岡伶颯主将(3年)が、6月29日のプリンスリーグ九州1部・福岡U-18戦の前半に左膝を負傷して途中交代。長期離脱を強いられ、インターハイ開幕5日前のトレーニングも参加せずにピッチサイドから声を掛け続けていた。

 高岡は昨年のU-17ワールドカップにU-17日本代表の一員として出場し、チーム最多の4得点。また、今年は日本高校選抜として活躍し、今回のインターハイ予選決勝でも2ゴールを決めて日章学園を全国大会へ導いている。その注目FWは国内外のクラブからオファーが届く中、6月にサウサンプトン入りを決断。今回のインターハイでは大会の主役候補として期待されていた。

 日章学園も6月の九州大会決勝(対龍谷高)を7-1で制し、4戦計16得点で7年ぶり2度目の優勝。プリンスリーグ九州1部でも優勝争いを演じているチームはインターハイの目標として、日本一を掲げていた。だが、エースが出場困難な怪我。選手たちは高岡を登録メンバー20名から外さずに、一緒に戦うことを決断したが、登録変更期限後に強力FW水田祥太朗(3年)も対外試合で足首に大怪我を負ってしまう。
日章学園がインターハイへ向けてトレーニング
 日章学園にとっては試練とも言えるような2つのアクシデント。圧倒的な得点力と走力、ハードワークでチームを引っ張る高岡、推進力十分の動きと抜群の走力で攻守に貢献する水田不在の影響は計り知れない。

 だが、原啓太監督は「6月ぐらいから状態も良かったんで少し残念ですけど、それでも、他にも何人かタレントがいるんで、そこの選手の力が上手く出るように。石にかじりついてでも勝ちにはこだわっていきます。端から負けるつもりはないですし、それは他の奴らが頑張ればいいだけなんで」。今後へ向けて他の3年生たちや新戦力の活躍にも期待。取材日のトレーニングでも、指揮官は「(どんな状況でも)強いチームは1点差でも、PK戦でも勝つよ」と選手たちに強いメッセージを送っていた。
原啓太監督は今後へ向けた底上げになることも期待
 高岡、水田に代わって前線の柱となるのが、FW佐久川友杜(3年)だ。ポストプレーを得意とし、スピード、得点力も備えた万能型のストライカー。インターハイ予選決勝では交代出場で貴重な2点目を決め、高岡不在のプリンスリーグ九州1部・長崎U-18戦(7月13日)でも同点ゴールを決めている。

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