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クラセン連覇狙うG大阪ユースが浦和ユース撃破!!「絶対に守ってやるぞ!」の意識持ち、4試合連続完封で準決勝へ

ゲキサカ / 2024年7月28日 16時47分

ガンバ大阪ユースがクラセン準決勝進出

[7.26 クラブユース選手権(U-18)準々決勝 浦和ユース 0-1 G大阪ユース J-GREEN堺 S1]

 第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準々決勝、浦和レッズユース(関東6)とガンバ大阪ユース(関西1)の試合が、26日にJグリーン堺メインフィールドで行われた。

 前半からボールを持つ時間が長かったのはG大阪。4-4-2を基本陣形として、最終ラインから中盤でボールを動かしながらチャンスを伺う。一方の浦和は3-4-2-1の陣形で前からボールを奪おうとするが、なかなかプレスがかからずに守備エリアが自陣へと押し下げられていく。G大阪の選手は状況に応じてポジションを崩してボールに関わっており、3バックの一角を務めた浦和の主将DF阿部慎太朗(3年)は「守備で相手の変化に対応しきれず、攻撃に上手くつなげることもできなかった」と苦しい前半だったことを明かしている。それでも、自陣ゴール前では5バック気味に構える守備で対抗して、得点は許さない。G大阪は攻める時間が長かった割には、前半のシュート数は2本だけだった。

 一方、浦和の攻撃も前半はシュート1本だけ。「照内(利和)のところでボールを収めて、そこから2列目やサイドの選手が飛び出していくイメージだったが、距離が遠くてなかなか出て行けなかった」(平川忠亮監督)とスコアレスでハーフタイムを迎えている。

 後半も同様の流れが続く中、20分にスコアが動く。G大阪は中盤でボールを動かす流れから、MF長田叶羽(3年)が中央で相手DFをかわして、ドリブルで突き進む。相手をひきつけて左へパスを送ると、走り込んだFW天野悠斗(3年)が右足でコントロールシュートを決めて、待望の先制点が生まれた。

 追いかける立場になった浦和は、24分までに5人の交代枠を使い切り、DFを一枚削って4-4-2の布陣で攻めようとする。前線にはFW照内利和(3年)と186cmの長身FW小鷹凛太朗(2年)を投入して、そこへボールを入れていくが、G大阪も主将のDF古河幹太(3年)とDF横井佑弥(1年)のCBコンビを中心に集中力を切らさずに強固な守備を披露する。試合はそのまま終了。G大阪が1-0で勝利して、準決勝進出を決めている。

 大会連覇を目指すG大阪の町中大輔監督は「非常にタフで難しい試合でした。連戦の疲れや決勝トーナメントの緊張感もあったのか、テンポよくボール動かして、相手を揺さぶって、シュートチャンスを作ることが、なかなかできませんでした」と思い通りの試合ではなかったと話す。それでも失点をせずに試合を進めたことが、後半の先制点につながった。「去年にプレミアリーグからプリンスリーグ関西へ降格して高体連のチームと対戦する機会が増えましたが、彼らはタフに戦うことについて強さがある。そこは我々にとって、非常に勉強になりました。守備の粘り強さは出てきていると思います」と話す。今大会はグループリーグから4試合で、まだ失点を許していない。

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