1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

東山に“らしさ”消されるも…。諦めずに攻めた静岡学園が後半ラストプレーで追いつき、守護神大活躍のPK戦で勝利!

ゲキサカ / 2024年7月28日 22時17分

 良い入りをした東山にアクシデント。府予選決勝、全国大会1回戦でいずれも決勝点を決めているエースFW山下が前半25分に負傷し、MF野田凰心(2年)と交代した。だが、その1分後、攻守で存在感のある動きを見せていた沖村が右からPA中央へパスを差し込む。これを受けた井上が左への動きから対角の左足シュート。見事な一撃を決め、先制した。
前半26分、東山MF井上慧が左足で先制ゴール
 リードした東山はベンチからの「下がるな!」の声に呼応してプレッシングを継続。ルーズボールの競り合いでも引かず、先にボールを触ろうとし、前線、中盤で奪い切れなかったボールは上山、津崎の両CBが素早く、的確なカバーリングで蹴り返す。静岡学園は前半終了間際に池田との連係で天野がポケットへ侵入。直後にも山内がラストパスへ持ち込んだが、シュートゼロで前半を終えた。
東山CB上山泰智が相手の突破を阻止する
 静岡学園の川口修監督は、「率直な感想は、自分たちのスタイルをちゃんと表現できなかった。ボールの受け方だったり、受けた後の判断だったり、そういうところが全然できなかった。相手のプレッシャーに呑まれた感じでした」と首を振る。後半も落ちない東山の運動量、プレッシングに苦戦。磨いてきたドリブルで局面を打開するシーンはわずかだった。

 また、東山は沖村のロングスローと中山の左足CKによってあわやのシーンを作り出してくる。津崎や沖村がヘディングシュートを放つが、枠を捉えず、追加点を奪うことができない。静岡学園は後半7分にコンディションがベストではないエースFW大木をMF四海星南(2年)へスイッチ。12分には篠塚と望月に代え、いずれも突破力に秀でた左SB鵜澤浬(3年)と右SH原星也(3年)をピッチへ送り出した。
東山はセットプレーで相手にプレッシャーを掛け続けた
 静岡学園はボランチの枚数を減らして攻めに出た一方、ベンチも失点を覚悟するようなピンチも。だが、関戸が際の攻防で足を出して食い止めるなど、思い切りよく前へ出るGK野口、岩田らとともに良く踏ん張っていた。25分、東山は古川のスルーパスから野田が抜け出し、折り返しから清水、小西がゴールを狙う。だが、静岡学園はDF、GK野口が身体を張ってブロックする。

 そして、ボールを奪うと、1点を目指してDFラインやMF堀川からのビルドアップを徹底。東山は運動量を維持するためにDF尾根碧斗(2年)とFW林亮大朗(2年)をピッチへ送り出す。だが、静岡学園は35+2分にこぼれ球を加藤が右足で初シュートを放つと、35+5分にも左サイドで鵜澤、天野と繋いでゴール前へ。原、鵜澤がドリブルでボールを前進させるなど、可能性を広げていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください