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東山に“らしさ”消されるも…。諦めずに攻めた静岡学園が後半ラストプレーで追いつき、守護神大活躍のPK戦で勝利!

ゲキサカ / 2024年7月28日 22時17分

 そして、35+8分、左サイドでボールを持った鵜澤が相手2人をかわしてボールを繋ぐ。池田の左クロスはクリアされるも、右の原が1対1からドリブルで勝負。「今、ジョーカーですけどね。いい武器を持っている」と川口監督が評価する原のクロスを天野が頭でゴール左隅へ流し込んだ。
静岡学園MF原星也は突破力を発揮し、同点アシスト後半35+8分、静岡学園MF天野太陽が劇的な同点ゴール歓喜の静学イレブン
 後半ラストプレーでの劇的な同点ゴール。東山はほぼ完璧な内容も、終了間際の一発で追いつかれた。福重監督は「セットプレーでやっぱ点取れなかったっていうのは、やっぱり向こうに元気づける要因というか、(追いつく)条件を与えてしまったところがあったかなと思います」。チャンスで2点目を決め切れなかったことを勝ち切れなかった要因に挙げていた。

 迎えたPK戦では、両守護神がビッグセーブを連発する。1人目、静岡学園GK野口が後攻・東山のシュートを止める。東山の1年生GK麻生が3人目を止め返すが、直後に静岡学園GK野口が再びストップ。静岡学園は決めれば勝利の決まる5人目を麻生に止められるも、直後に野口が左への跳躍から三度止めて決着をつけた。6月までセカンドチームのゴールを守っていた3年生GK野口が躍動。静岡学園が3回戦進出を果たした。
PK戦5人目、東山の1年生GK麻生太朗が左へ跳んでストップだが、静岡学園は直後にGK野口晟斗が止め返して決着
“技巧派軍団”の静岡学園は“らしさ”をほとんど表現できなかったが、最後まで諦めずに戦い、ゴールをこじ開けた。天野は「(相手の)守備の圧力っていうのは結構キツくて。でも、思うように前に行けない時間が多かった中で、最後にみんなで攻めて、攻めて点を取れたっていうのは大きい収穫かなっていうのは思います」と前を向く。また、川口監督は内容について厳しく指摘した一方、「選手たちの諦めない気持ちだったり、最後まで、ベンチも含めて、みんなで行けるぞっていう気持ちが出た。そこらへんは凄い大事なんで。あそこで諦めちゃうチームと最後まで行くチームは全然違うと思うので、そういうところが凄く身に付いてきている」と讃えた。

 3回戦へ向けて川口監督は、「静学のスタイルっていうのを出さないとダメなんで、ここに来た意味がないんで、それを次の試合で表現できるように準備したいと思います」。あくまでこだわるのは日々培ってきた個々のテクニックやアイディアを発揮すること。主将の野田が復帰予定で攻撃のクオリティ向上が期待される3回戦では、「静学スタイル」を表現し続けて勝つ。
前監督の井田勝通総監督、川口修監督(左)の指導の下、受け継がれてきた「静学スタイル」を発揮する
(取材・文 吉田太郎)

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