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ダブルエースの一角不在も「いい競争」。充実の帝京長岡が4-0で初の3回戦進出

ゲキサカ / 2024年7月29日 12時41分

前半20分、帝京長岡高FW安野匠が右足で2点目のゴール

[7.28 インターハイ2回戦 龍谷高 0-4 帝京長岡高 JヴィレッジP2]

 帝京長岡が初の3回戦進出! 令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技(福島)2回戦が28日に行われ、初出場の龍谷高(佐賀)と8度目出場の帝京長岡高(新潟)が対戦。帝京長岡が4-0で勝ち、東海大相模高(神奈川2)との3回戦進出を決めた。

 帝京長岡は初参戦のプレミアリーグWEST開幕9試合で6ゴールを挙げていた“ダブルエース”の一角、FW新納大吾(3年)が怪我でインターハイ登録外に。だが、古沢徹監督が「いない選手を追っかけるよりかは、いないところをどんどん新しい選手が狙って、いい競争になってるかなっていう形です」と説明したように、チャンスを狙っていた選手が躍動するなどチームは良い循環を見せている。

 今大会初戦は後半の5得点で柳ヶ浦高(大分)に快勝。この日はGK小林脩晃(3年)、DF{遠藤琉晟}}(3年)、下田蒼太朗(3年)、山本圭晋主将(3年、U-17日本高校選抜)、水澤那月(2年)、MF香西大河(3年)、水川昌志(3年)、和田陸(3年)、和食陽向(1年)、FW柳田夢輝(3年)、Jクラブ注目のFW安野匠(3年)が先発出場した。

 対する龍谷は、2013年創部で選手権に3度出場しているが、今回が初めてのインターハイ出場。1回戦は強豪・瀬戸内高(広島)をパワーで押し切り、3-2で初陣白星を飾っている。この日は初戦と同じ先発メンバーで、ゲーム主将のGK原田浩斗(3年、DF橋本勝人(3年、光安佑斗(3年、松村玄将(2年、MF伊賀遥生(2年、江原大翔(3年、松尾直(3年、野口大翔(3年、東江大虎(2年、FW井上叶翔(2年、一ノ瀬利穏(2年)。佐賀県1部所属のチームが、カテゴリー上位の相手に挑戦した。

 立ち上がり、帝京長岡はいずれも光る動きを見せた下級生コンビ、水澤と和食が左サイドを崩し、安野がラストパスに飛び込む。さらに和田のドリブルシュートなどでゴールへ迫った帝京長岡に対し、龍谷も負けていない。9分、一ノ瀬がダイレクトの右足シュートでゴールを脅かすと、この日相手を上回る7本を獲得したCKなどから相手ゴールを脅かす。

 ベンチから「アプローチ、もっと強度を!」と求められる中、厳しいチェックから前へ出る力も見せていた龍谷だが、帝京長岡が“もう一人のエース”FW安野の連続ゴールで突き放す。18分、セカンドボールを拾った和食が前進してから右前方へスルーパス。抜け出した安野がニア上へ豪快な一撃を叩き込み、先制した。
前半18分、帝京長岡FW安野匠が右足で先制ゴール帝京長岡の1年生MF和食陽向は3アシストの活躍
 さらに20分、帝京長岡は香西のインターセプトから和食がDFと競りながらスルーパス。龍谷DFがわずかに触れるも、安野が拾ってそのままゴール前へ潜り込む。古沢徹監督も「凄くプレーの整理ができ始めてきているので、相手にとって凄く嫌な選手かなと」と評したエースFWが右足でゴールを破り、2-0とリードを広げた。
前半20分、2点目を決めたFW安野匠がチームメートと喜ぶ
 前半の飲水タイム前に2-0。その古沢監督が「球際とか、スピード感、こう相手に慣れられる前にトントンと取れたのが良かった」と説明し、龍谷の太田恵介監督は「1得点目からの立て続けの2点目のところがやっぱ早かった。2点目を食らっちゃダメっていうところに。それが全てだったかなって感じがします」と残念がる。

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