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[MOM4791]仙台育英FW河野宗眞(3年)_誰もが認める「育英のストライカー」へ!決定機逸に頭を抱えた背番号9が名誉挽回の決勝ゴール!

ゲキサカ / 2024年7月29日 12時52分

貴重な決勝点を叩き出した仙台育英高FW河野宗眞(3年=FC駒沢U-15出身、9番)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.28 インターハイ2回戦 共愛学園高 0-1 仙台育英高 ハワイアンズスタジアムいわき]

 正直、内心では相当焦っていた。巡ってきた絶好の決定機をモノにできず、チームも前半をスコアレスで折り返す。いくつもの不安が頭をよぎりつつ、必死にそれを振り切って、「オレならできる」と自分自身に言い聞かせながら、次のチャンスが来るのをひたすら待ち続ける。

「前半のシュートミスがあって、これで負けたら自分が戦犯みたいな感じだったので、その時は我慢しましたけど、ちょっと泣きそうでしたね。自分がゴールを獲って勝つというのは、昨日の試合からずっと思っていたことでしたし、ここで1点獲れたことも凄く自信に繋がったので、これを次に繋げられたらなと思います」。

 仙台育英高(宮城)の9番を託された、思考するストライカー。FW河野宗眞(3年=FC駒沢U-15出身)がようやく奪った全国大会初ゴールが、粘り強く戦ったチームに勝利の歓喜を呼び込んだ。


 インターハイの初戦となった都市大塩尻高(長野)戦。仙台育英は押し込まれる時間の長いゲームを強いられながら、FW黒葛原結天(3年)が挙げた1点を守り切って、貴重な勝利を挙げる。ただ、河野はみんなで掴んだ初戦突破にも、少しだけ複雑な感情を抱えていた。

「黒葛原とは中学から一緒のチームでやっていたので、あそこで黒葛原が裏に抜け出すのはわかっていましたし、自分のフリックから決めたシーンだったんですけど、もともと自分のゴールで大会をスタートしたい気持ちもあったので、そこはちょっと悔しさもあって、『今日は絶対に自分が決めて勝つんだ』と思っていました」。アシストは嬉しいけれど、やっぱり獲りたいのはゴール。確かな決意を携えて、次の試合へ向かう。

 迎えた2回戦の共愛学園高(群馬)戦。立ち上がりこそ少し劣勢に立ったものの、少しずつゲームリズムを引き寄せると、前半28分に決定的なチャンスが訪れる。「センターバックがトラップした瞬間を取りに行こうというのは頭の中にあって、案の定トラップが大きくなって、そこを狙っていたので、狙い通りでした」。相手の隙を突いてボールを奪うと、GKが飛び出していた無人のゴールが河野の目の前に広がったが、左足で蹴り込んだボールは枠の右へ外れてしまう。

「決定機過ぎて、ちょっと焦ってしまって……。自分の技術ミスです。『来た!』と思ったんですけど、右足に持ち替えて打つ余裕もありましたし、ゴールが空いているのはわかっていたんですけど、キーパーがちょっと見えたら急に焦りが出て、左足でそのまますぐ打たなきゃと思ってしまいました……」。痛恨のミスショット。先制点には至らない。

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