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青森山田が活かした「1年前の教訓」。冷静に失点ゼロを徹底、PK戦で矢板中央を振り切る

ゲキサカ / 2024年7月31日 6時13分

 青森山田は後半14分にMF藤田比呂(3年)を右サイドに送り出し、試合終盤にはDF中島斗武(3年)とMF三浦陽(3年)、MF小山田蓮(2年)を投入。矢板中央も後半19分にFW朴大温(3年)をピッチへ送り出し、堀内のドリブルシュートや今年力を入れて取り組んできたという攻撃の崩しで先制点を狙う。
矢板中央FW堀内凰希は鋭いドリブルを連発
 後半35+2分には青森山田が連続シュートも矢板中央の岡部、佐藤がブロック。矢板中央の高橋健二監督は「もうだいぶ、“矢板らしさ”は出したけど……」と評価した一方、「ほんとに堅いゲームだったけど、(シュート数は5-3だっただけに)ゲーム中に1点欲しかった」と残念がった。
決着はPK戦に委ねられた
 試合は70分間で決着がつかず、PK戦へ突入。両校の選手ともに自分の間合いで時間を掛けてキックし、1人目から成功させていく。青森山田は相手GKに触られるシーンもあったが、力強いシュートで4本のゴール。迎えた5人目、矢板中央は中盤守備などで奮闘した田中が左足で狙うが、これを青森山田GK松田が弾き出して見せる。直後に青森山田MF大沢が右足で決めて決着。青森山田が激闘を制し、昨年超えを果たした。
PK戦、GK藤間広希は相手のシュートに2度触れるも……PK戦5人目、青森山田のGK松田駿がビッグセーブ
 今年はプレミアリーグで3連敗を喫したほか、ホーム戦は6試合目でようやく初勝利と苦しいシーズンに。だが、その中でチームは少しずつ勝負強さを身に着けてきた。正木監督は「全体的にプレミアでの教訓っていうのは本当に彼らにも強烈に残っていますし、やっぱり去年の悔しさっていうのを知ってるメンバーもいて、その子たちが、きちっと試合前からもそうですし、試合中も『去年と今、流れ一緒だぞ』っていう声も出てたし。だから、後ろはしっかりゼロで行こうっていうことで。やっぱりそこは成長してるなと思います」と目を細めた。

 ただし、「まだまだ何も成し遂げているわけではないので、もっと強度上げて、集中力を持ってやりたいです」と指揮官。勝ち切ったことを収穫に挙げた小沼も「次に繋げたい」。目標の日本一へ、一つ一つ白星を重ねながら、より強いチームになる。
矢板中央は紙一重の差で3回戦敗退に“常勝軍団”青森山田は日本一へ向かって突き進む
(取材・文 吉田太郎)

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