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大会直前には五輪代表のトレーニングパートナーも経験。G大阪ユースGK荒木琉偉は全試合無失点での完全連覇だけを目指す!

ゲキサカ / 2024年7月31日 9時36分

「自分もまだ高1の頃は未熟で、メンタルも不安定だったところもあって、1つミスをしたら、ミスを重ねてしまう感じだったんですけど、チームのためにプレーできるようなメンタルを持ててきているところですね。代表に行く前にも『オフ・ザ・ピッチでどうするか』とか、自分の目標を立てることとか、いろいろなことをやらせてもらっています」。ブレないメンタルは自身の武器にもなりつつあるようだ。

 今大会の直前には、パリ五輪に挑むU-23日本代表のトレーニングパートナーに指名され、1週間近くフランスに滞在。世界との真剣勝負に臨む選手たちと同じ空気を吸うことで、小さくない刺激を得た。

「独特な雰囲気でしたけど、みんな技術が高いのはもちろん、(小久保玲央)ブライアンくんも(野澤大志)ブランドンくんもメンタルも僕よりずっとしっかりしていて、チームのためにやるべきことをやる人たちなので、そういうところは見習いたいなと思いましたね」。

「2人とも後輩思いで凄く優しいですし、そのプレーは見習いつつも、いずれは抜けるように頑張っていきたいですね。僕は飛び込み過ぎるクセがあるので、『飛び込み過ぎないようにしよう』とかは2人からも、GKコーチの方からも、いろいろアドバイスはもらいました。最近は代表でも上のカテゴリーに行かせてもらうんですけど、ものすごく良い経験になりますし、いろいろと盗めるものは盗んで、吸収して、成長できていると思うので、また行きたいですね」。かなり多くの経験を積み始めているものの、実際はまだ16歳の高校2年生。これからのさらなる飛躍には期待しかない。


 この日の試合後。荒木は背番号1がプリントされた、赤いユニフォームを着用していた。「僕の1個上のキーパーの草太郎が肉離れで離脱していて、最終学年で来たかったと思うんですけど、ケガでベンチ入りすらできないのは悔しいと思うので、それもあって、ですね」。負傷により、この大会への帯同が叶わなかったGKステイマンジョシュア草太郎(3年)は普段から切磋琢磨するライバルであり、大切な仲間。続けた言葉にその関係性が滲む。

「草太郎もそうですけど、ガンバのキーパーは常にレベルが高くて、その中でやれているおかげで、僕をレベルアップさせてくれたと思うので、感謝しています。草太郎も決勝には来るので、絶対に負けられないですね」。“先輩”の前で優勝キーパーに。携えた決意は固い。

負傷離脱中のステイマンジョシュア草太郎のユニフォームを着用してカメラにポーズ

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