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いずれも優勝歴を持つ帝京、国見、市船を撃破。山陰勢初Vへ、米子北が最近4大会で3度目の準決勝進出!

ゲキサカ / 2024年7月31日 22時49分

米子北高が市立船橋高を1-0で撃破。メンバー外の3年生と勝利を喜ぶ

[7.31 総体準々決勝 市立船橋高 0-1 米子北高 JヴィレッジP3]

 山陰勢初Vへ、名門校連破の米子北が4強入り! 令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技は31日、準々決勝を行い、米子北高(鳥取)が1-0で市立船橋高(千葉)に勝利。2年ぶりの準決勝進出を決めた。
 
 米子北は難敵・東邦高(愛知)との初戦をPK戦で制すと、ともに選手権優勝6回の名門校でインターハイ優勝3度の帝京高(東京)と、同5度の国見高(長崎)を破って8強入り。そして、この日は選手権優勝5回、今大会で最多10度目のインターハイ制覇を狙った市立船橋撃破を果たした。

 城市徳之総監督は、監督時代に初めて臨んだ選手権(2003年度)と最後の選手権(2015年度)でいずれも市立船橋に敗れていた。今回、縁のある相手に公式戦で初勝利。「名門の高校さんですし、憧れの高校でもあります。ほんとに市船さんに勝てたのは、我々にとっても大きいです」と微笑んだ。
米子北は最近4大会のインターハイで3度目の準決勝進出
 プレミアリーグ勢対決となった8強決戦。累積警告による出場停止でDF井上千陽(3年)を欠く市立船橋は、GKギマラエス・ニコラス(3年、U-17日本高校選抜)、DF金子竜也(3年)、岡部タリクカナイ颯斗主将(3年)、ギマラエス・ガブリエル(3年)、3回戦(対尚志高)決勝点の渡部翔太(3年)、MF峯野倖(3年、22年U-16日本代表)、長野恵弥(2年)、篠崎健人(1年、U-16日本代表)、佐々木瑛汰(1年、23年U-15日本代表)、FW伊丹俊元(3年)、仲野真翔(2年)が先発した。

 一方の米子北はGK広川武寛(3年)、DF樋渡蓮音(3年)、熊野俊典(1年)、浜梶優大(2年)、花田涼惺(3年)、MF湯月哲大(2年)、今大会2得点の柴野惺(3年)、西尾潤星(3年)、山下一圭(2年)、FW鈴木颯人主将(3年)、佐野聖也(3年)が先発した。

 その米子北は、序盤からロングボールで相手DFラインを裏返しに行く。城市総監督も「裏返してから、そこでウチの選手が頑張って、起点を作ってっていうところだったので、そういうところはできたんじゃないかなと思います」。鈴木と佐野の2トップを筆頭に攻守でハードワーク。そして、FKのこぼれ球から、浜梶が思い切り良くミドルシュートを狙った。
前線での奮闘光った米子北FW佐野聖也
 対する市立船橋は、峯野の連続でのインターセプトなどから正確にパスを繋ぐなどボールを保持する時間を増加。伊丹が最前線でボールを収めて起点を作り、サイドからクロスへ持ち込んだ。前半15分には仲野が左ゴールライン際でDFをかわし、右足シュート。だが、良い距離感で守る米子北を攻めあぐね、押し返されてしまう。
市立船橋は注目ボランチ、MF峯野倖のインターセプトから攻撃へ
 米子北は右SB樋渡が対人プレーでの強さを発揮したほか、柴野と湯月の両ボランチがセカンドボールの攻防で健闘。ハイサイドへ抜け出す鈴木、山下の仕掛けなどによって高い位置でのスローインや、CKを獲得する。そして、鈴木や西尾がシュートを打ち切るなど狙いとする戦いを表現していた。だが、市立船橋も注目CB岡部を中心とした守りで決定打を打たせない。
市立船橋は相手のロングボールをCB岡部タリクカナイ颯斗主将中心に跳ね返した
 市立船橋は後半開始から伊丹、仲野に代え、今大会2得点の10番FW久保原心優(3年、U-17日本高校選抜)とMF田中優成(1年)を投入。3分には、右サイドでの奪い返しから久保原が左足ミドルを放つ。前線でボールを引き出す久保原やスペースを狙う田中が係わる形で攻撃。米子北も10分、佐野に代えて3回戦で同点ゴールのDF熊谷弾(2年)を前線に送り出し、ギアを上げる。

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