夏の福島で輝いた才能たち。ユース取材ライター陣が選出する「インターハイ11傑」vol.1
ゲキサカ / 2024年8月3日 21時46分
令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技は7月27日から8月3日まで福島県で熱戦が繰り広げられ、昌平高(埼玉)の初優勝で幕を閉じました。ゲキサカでは「インターハイ11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター陣にインターハイで活躍の光った11選手を紹介してもらいます。第1回は“ユース教授”ことサッカージャーナリストの安藤隆人記者による11人です。
安藤記者「共に勝利をすれば初優勝となるフレッシュな顔ぶれとなったインターハイ決勝。玉田圭司監督が率いる昌平が神村学園を3-2で下し、初の全国制覇を成し遂げた。福島で固定開催の初年度となった今大会にはきらりと光るタレントたちがたくさんいた。ここでは成績にかかわらず大きなポテンシャルを感じた選手を11人選び、インターハイ選抜として一度見ていたい布陣を組んでみました。フォーメーションは今大会多くのチームが採用していた【3-4-2-1】で選びました」
宮崎
安野 名和田
南 野田
大谷 鈴木
小椋 小倉 熊野
佐々木
以下、安藤記者が選ぶインターハイ11傑
GK佐々木智太郎(昌平高3年)
今大会は決して調子がいいとは言えなかったが、神村学園との決勝では神がかったスーパープレーを連発した。ミドルシュート、至近距離からのシュートに対する反応とセービング、浮き球のシュートへの反応とトスティングのうまさ、そしてハイボール処理などどれを取っても質が高かった。まだまだプレーの波はあるが、189cmのサイズと手足の長さ、そして俊敏性は大きな武器で、将来性も大いにあるだけに、未完成が故のここからの成長を期待したい選手。
DF小椋翔太(作陽学園高3年)
184cmのサイズとフィジカルを持ち合わせた屈強かつクレバーなCB。対人やフィードに強い選手だったが、この大会ではドリブラーに対する応対の質の高さが光った。桐光学園との試合ではドリブラーのMF吉田晃大などに対し、スピードや切り返しにもしっかりと対応。ステップワークや上半身の使い方が格段に上手くなった印象を受けた。
DF小倉煌平(矢板中央高3年)
フィジカルとバネを生かした空中戦の強さと対人の強さ、ボールを奪う力はもちろん、彼の武器は奪ったボールを前に運べるところにある。ここでは3バックの真ん中で強度を発揮しながらも、彼の運ぶ力を生かしたいからこそ、ボランチにCBも高いレベルでこなせる神村学園の鈴木悠仁を選出した。
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