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急台頭で辿り着いたパリ五輪、スペイン戦で感じた21歳SBの衝撃…関根大輝が野心を胸に帰国「A代表に入りたい思いが本当に強くなった」

ゲキサカ / 2024年8月4日 21時3分

DF関根大輝(柏)

 1年間の下剋上で辿り着いたパリ五輪の舞台は、次なるステージへの確かな道しるべとなった。

 U-23日本代表DF関根大輝(柏)が4日、パリ五輪が行われたフランスから帰国し、羽田空港で報道陣の取材に対応。大会を通じて得た手応えを「個人的には初戦から楽しめた。いろいろと課題は見つかったけど、すごくいい大会になったのかなと思う」と話しつつ、A代表入りへの熱い思いを口にした。

「今回の大会を通してA代表に入りたい思いが本当に強くなった。国を背負って戦うことの偉大さだったり、スペインに負けた後、本当に悔しかったので、次はA代表で晴らしたいなと思った。いろいろな課題は見つかったのでそういうところを克服して、A代表になるべく早く入れるように頑張っていきたい」(関根)

 静岡学園高出身で拓殖大在学中の関根は、国際試合のない候補合宿を除けば、昨年6月の欧州遠征で初めて大岩ジャパンの正式活動に初招集された“遅咲き”のパリ世代。ところが昨年9月、主力不在で臨んだアジア大会で高い評価を勝ち取ると、今季はプロ入りを1年早めて加入した柏で即主力に定着し、一気にブレイクを果たした。

 パリ世代の活動でも急速に序列を高め、3月の国内合宿、4月のU23アジア杯、6月のアメリカ遠征で一貫して存在感を発揮。いまや右SBの揺るがぬレギュラーとなり、初招集から1年余りでパリ五輪のピッチに立った。

 今大会はターンオーバーで臨んだ第3戦イスラエル戦(◯1-0)を除く3試合にフル出場。静岡学園高などで磨き上げてきた技術に裏打ちされた攻撃センス、187cmの上背に支えられたフィジカルは世界でも大いに通用した。また唯一懸念されていた国際試合経験の少なさという課題も高いクオリティーで克服。敗れた準々決勝スペイン戦でさえ「自分が出た試合の中で一番手応えを掴めた試合」という言葉にふさわしいパフォーマンスを発揮していた。

 もっともスペイン戦では「日本のサッカーは世界でも通用すると思ったし、個人のレベルとしてもやれる手応えは掴めた大会になった」という前向きな自信を得つつ、対戦相手からそれ以上の大きな刺激も受けたという。

 そこで名前を挙げたのは右SBのDFマルク・プビル(アルメリア)。関根より1歳年下の弱冠21歳にしてラ・リーガ通算34試合、セグンダ(2部)通算29試合の出場経験を持つ190cmには、自らのスタイルも重ねながらプレーを見ていたという。

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