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急台頭で辿り着いたパリ五輪、スペイン戦で感じた21歳SBの衝撃…関根大輝が野心を胸に帰国「A代表に入りたい思いが本当に強くなった」

ゲキサカ / 2024年8月4日 21時3分

「スペインの右SBは自分と同じような体格、むしろデカいくらいで、全然自分より上手かった。自分よりもデカい選手でもっと上手い選手がいるんだなというのは、オリンピックに出ていなかったら経験できていなかった。あの選手はとにかくクオリティーが高かったので、試合中に逆サイドでもずっと感じていた。細かいトラップとかパス、特にダイレクトパスの質が高かったので、そういうところは吸収しないといけないと思う」

 右サイドハーフやインサイドハーフと連係した攻撃参加では関根のほうが強みを出せており、「自分にはスペインの右SBにはない特徴もある。攻撃参加のタイミング、オーバーラップの迫力は自分の良さでもある」とも前向きに認識するが、それでもなお「もっと基礎の技術を上げていかないといけない」と関根。準々決勝で感じたスペインとの違いを次のように語った。

「ああいうトップレベルの試合になってくるとそういうところが出る。スペインにはトラップ・パスで剥がされることが多かった。個人で剥がされるより、チームで崩されるシーンが多かったので、一人一人の技術はもっと上げていかないと自分はこの先もっと上に行けないと思った。そういうところをこだわってやっていきたい」

 また守備では2つのミドルシュートを叩き込まれたMFフェルミン・ロペス(バルセロナ)の衝撃を間近で味わった。

「打たれた瞬間は正直、大丈夫かなという感覚もあったけど、そういうシュートがワールドクラスになると簡単に入ってしまう。自分も2失点目の部分で、もう一歩前に出ていたら身体に当てていただろうし、一歩のところをこだわらないとすぐにやられてしまうと感じた。今後も気を付けていきたい」

 そうした欧州トップリーグの所属選手は関根にとって「普段、映像でDAZNとかで見ている選手たち」。だからこそ、この五輪は日常のレベルを上げていくことの必要性、すなわちヨーロッパ移籍の必要性も感じる機会ともなったようだ。

「日本でもいい経験をさせてもらっているし、レイソルでの期間がなかったらここにも来られていない。すごく日頃の練習からレベルが高いので、すごく刺激はもらっていた。でもこういう世界の舞台を経験したらもう一つ上のレベルの選手がいると感じた。ビッグクラブでやっている選手がゴロゴロいたし、そういう相手とやったことで、もっと限界以上のものがこういう相手とやっていたら出せるんじゃないかなと思った。そういう目標は強くなったと思う」

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