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[Balcom BMW CUP]U-17日本代表がウズベキスタンを下し、全勝V。「みんなの夢」を背負って日常のギアを上げる

ゲキサカ / 2024年8月12日 12時6分

 日本はこの日、これまでの4-2-3-1から4-1-4-1へシステムを変えたが、選手たちが柔軟に対応。ギャップを作らないようにポジショニングを意識し、スペースを上手く埋めながら守っていた。中でも、アンカーの和田が過去2試合同様に奪い返しで力を発揮し、福田、末宗がボールに係わる形で前進。そして、果敢な動きを見せる木村、土居の両翼のドリブルを交えてサイドの攻略を狙っていく。
MF木村有磨(履正社高)が果敢な仕掛けでゴール前へ
 相手のファウルも増えていたが、秦や小浦が負けずにバトル。小浦の左足ミドルなどで追加点を狙うと、24分には福田のインターセプトからこぼれ球を拾った中積が低くて速い左足シュートをゴール左へ突き刺した。
前半24分、FW中積爲(G大阪ユース)が左足で2点目のゴール2-0と突き放した
 2-0とした日本は、26分にも中積とのワンツーから末宗がクロスバー直撃の右足シュート。そして28分、末宗の仕掛けから福田が右足を振り抜く。セカンドボールに福田が反応するとPAの中積が繋ぎ、最後は福田が2度の切り返しから対角の左足シュートを右隅に決め、3-0とした。
前半28分にはMF福田武玖(徳島ユース) が左足シュートを決め、3-0ベンチの選手たちと喜びを分かち合う
 日本はミスもあったが、各選手がカバーしながら3点リードで前半を終了。後半は秦、和田、福田、土居、木村をCB咲本大(近大附高)、MF今井健人(東京Vユース)、MF山本天翔(G大阪ユース)、右SH佃颯太(横浜FCユース)、左SH杉浦誠黎(湘南U-18)と入れ替えた。

 ウズベキスタンは後半8分、左CKをCBエルマノフ・ディヨルが頭で右隅に決めて2点差。日本は14分にも相手FWに背後を取られ、切り返しから決定的なシュートを打たれる。日本は今回の活動でFW、シャドーでも力を発揮した末宗が15分に決定機を創出。大石とのコンビでPAへ抜け出して右足シュートを放つ。
後半8分、ウズベキスタン代表U-17CBエルマノフ・ディヨルがヘディングシュートを決めるこれで2点差
 ただし、3点リードで後半を迎えたことも影響したか、試合運びの難しい40分間に。小澤、小浦の両SBも高い位置でプレーするなど相手を押し込み、初挑戦の右SHでアグレッシブな動きを続ける佃や今大会攻撃の柱として奮闘した大石、山本が決定的なシュートを打ち込む。だが、強引なプレーも増えてしまい、チャンスを活かすことができない。それでも、GK萩が相手との接触を怖れずに飛び出してゴールを死守し、咲本が対人守備の強さを発揮。なかなか突き放せない中、今井が気の利いた守りでボールを回収し続け、大会MVPに選出された森が的確なカバーリングで要所を封じていた。

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