[Balcom BMW CUP]U-17日本代表がウズベキスタンを下し、全勝V。「みんなの夢」を背負って日常のギアを上げる
ゲキサカ / 2024年8月12日 12時6分
31分にウズベキスタンFWが退場。日本は山本がボールを多く係わり、今大会大活躍の杉浦や大石、32分に末永と交代したMF長疾風(鹿島ユース)がDFを剥がしてゴールを奪いに行く。最後まで追加点を奪えなかったものの、主導権を握ったまま戦い続けて3-1で優勝を決めた。
守護神、萩裕陽(名古屋U-18)が身体を張った守りU-17日本代表はMF今井健人(東京Vユース)が気の利く動きでチームを安定させていた
試合後、日本は狙って取った4連覇を素直に喜んだ。10人を越える初招集組がいる中、各選手がどこかで自分の特長を発揮し、勝利に貢献。だが、まだまだ足りないことがあることは間違いない。朝岡隆蔵監督(ふたば未来学園高)は「ここでギア上げて自分を変えられないと。日常に埋没する子がいるから、それにならないようにしてもらいたい」と語る。3年後や5年後に代表チームに居続けられる選手はごくわずか。すでに上の世代の代表チームに加わっている選手や、9月の国際ユースin新潟で招集される選手、まだ発掘されていない才能ら同世代にも超えなければならないライバルは多いだけに、各選手は代表チームの基準を持ち帰り、自分のギアを上げる。
朝岡監督は解散時に今回の合宿で共有されていた「あなたは、みんなの夢です」というフレーズを改めて発信し、「厳しい世界で自分が名乗り上げられるようになって欲しい。この中で1人でも2人でも活躍してくれると嬉しいですね」。家族や指導者、サポーターにとって「夢」の存在は、自分たちの「夢」を叶えるためにも高い基準を持って日々を過ごす。
大会MVPのCB森壮一朗主将(名古屋U-18)が優勝カップを掲げる
(取材・文 吉田太郎)
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