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[Balcom BMW CUP]先発起用に応えて1得点。U-17日本代表MF福田武玖(徳島ユース)が最終日に爪痕を残す

ゲキサカ / 2024年8月12日 17時49分

前半28分、U-17日本代表MF福田武玖(徳島ユース、2年)が決めて3-0

[8.11 Balcom BMW CUP第3節 U-17日本代表 3-1 ウズベキスタン代表U-17 サンフレッチェビレッジ広島第一球技場]

 Balcom BMW CUP初戦(8日)は出番がなく、第2戦(10日)も0-0の前半のみで交代。強い思いが空回りしてしまっていた。U-17日本代表MF福田武玖(徳島ユース、2年)は、「やっぱ悔しい気持ちもありました。今日も先発ではないかなと思って、『出たらやってやるぞ』って感じだった」と振り返る。だが、本人の予想に反し、この日も先発出場。福田はチームの2点目を演出し、自ら3点目を決めるなど見事、起用に応えた。

 前日の第2戦はボランチを務めたが、この日は2シャドーの一角としてプレー。「いつもより一個前のポジションなんで、ゴール前に係わる回数を増やさなくちゃいけない」と考えていたという。

 1-0の前半24分には前からのプレッシングによって相手の前進を止め、こぼれ球からFW中積爲(G大阪ユース)がゴール。さらに前半28分には、自身のシュートのセカンドボールに相手よりも速く触る。そして、中積からのパスを受けると、2度の切り返しでコースを作り出し、そこへ左足シュートを打ち込んだ。

 会場も沸いたファインショットで今大会初ゴール。この日も前半40分間で交代したが、充実感が違う。福田は「数字の部分にはこだわっていたんで。点取れて良かったです」と微笑む。

 前日は「やってやる、とかが出過ぎて」プレーリズムが狂い、判断も遅れていたと自己分析。一方でこの日は良い意味で力を抜き、自分のプレーに集中できたことも好結果に結びついたようだ。

 福田は今回、2年前のU-15日本代表候補以来となる招集。最終日に爪痕を残した一方、同世代のボランチたちの回収力など、自分がより上に行くための必要な要素を学ぶこともできた。かつて、徳島でプレーしたU-23日本代表MF藤田譲瑠チマ(現シントトロイデン)を憧れ選手に挙げるボランチは、この経験を持ち帰り、レベルアップを目指す。

「いち早くトップの練習とか試合に関わらないといけないと思うんで、もっと日頃から守備の部分だったり、そのウィークポイントを減らして戦っていきたいなと思います」。藤田のように縦につけるボールの質も、さばくボールの質も高い選手、また得点もできる選手になってトップチームや代表チームで活躍する。
前半28分にはMF福田武玖(徳島ユース) が左足シュートを決め、3-0
(取材・文 吉田太郎)

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