久保建英、仏バロンドール賞の主催誌に大型インタビュー掲載!! 克明に語った過去と未来「世界最高の選手になりたい」
ゲキサカ / 2024年8月13日 21時24分
今月10日に発売されたフランスの大手サッカー専門誌『フランス・フットボール』の最新号で、ラ・リーガ開幕を間近に控える日本代表MF久保建英(ソシエダ)の独占インタビューが掲載された。久保が約1時間に及んだというロングインタビューに応えるのは異例。Tom Bertin記者との1時間に及ぶ対話の中では、自身のキャリアや将来像が克明に語られている。
同誌は欧州年間最優秀選手を表彰する「バロンドール」の主催としても知られる大手サッカー専門誌。今月号では日本サッカー特集が組まれ、表紙は人気マンガ『ブルーロック』(講談社)のキャラクターが担当した。久保の記事はメイン企画として8ページにわたって掲載。スペイン語を通じて行われた約1時間のインタビューのほか、フランス『レキップ』紙のPierre Mérimée氏が写真も撮り下ろした大型特集となっている。
インタビューの大半では、久保の幼少期から現在に至るまでのキャリアが描かれている。“日本のメッシ”と呼ばれた幼少期については「世界最高の選手と比較されることは誇りではあるけれど、プレッシャーはあった」ことを明かし、「僕はただ久保建英になりたかっただけなんだ」と当時の心境も吐露した久保。当時は「子供の頃からテレビや新聞を見るよりも本に没頭することで、そこから逃れようとしていた」のだという。
バルセロナのアカデミーキャンプで高い評価を受けたことで、2011年に10歳でスペインに移住。久保は「ラ・マシアは独特で特別な場所だったし、トレーニングはとても楽しかった。勉強して、サッカーをして、サッカーをして、とにかく練習していた」と当時を懐かしみつつ、「いい思い出しかない。言葉を覚えるのには少し苦労したけど、すぐにスペインの文化に溶け込めた。ここでは人々がより身近でたくさん話しかけてくれる。そこは日本と全く違った。幸いにも僕は人と話すのが好きなオープンマインドな子どもだったし、イナズマイレブン、キャプテン翼といった大人気の漫画もこっちでの会話を助けてくれたんだ」というエピソードを明かしている。
13年にはバルセロナがFIFAの国際移籍違反禁止規約に反したとして処分を受け、13歳で日本帰国を余儀なくされた結果、そこからはFC東京の育成組織に在籍。久保は当時を「日本の文化に再び適応するのは特にサッカー面では難しかった」と振り返りつつも、クラブには「彼らは僕に大きな信頼を寄せてくれた。(19年6月の)退団当時はリーグの首位だったので『なんであと半年残ってくれないんだ』と思った人もいただろうけど、僕の選択を応援してくれた。東京の多くの人たちが僕の夢を後押ししてくれた。彼らがいなければいまの僕はいない」と大きな感謝を語っている。
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