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J秋春制、若手起用、サウジ移籍にも踏み込んだ久保建英の仏誌独占インタビュー…日本サッカーへの提言も「もっと僕を信頼する必要がある」

ゲキサカ / 2024年8月13日 23時29分

MF久保建英

 今月10日に発売されたフランスの大手サッカー専門誌『フランス・フットボール』の最新号で、ラ・リーガ開幕を間近に控える日本代表MF久保建英(ソシエダ)の独占インタビューが掲載された。約1時間に及んだというTom Bertin記者と対話の中では、日本サッカー界に向けての提言も飛び出した。
インタビューを行ったTom Bertin記者
 同誌は欧州年間最優秀選手を表彰する「バロンドール」の主催としても知られる大手サッカー専門誌。今月号では日本サッカー特集が組まれ、表紙は人気マンガ『ブルーロック』(講談社)のキャラクターが担当した。久保の記事はメイン企画として8ページにわたって掲載。スペイン語を通じて行われた約1時間のインタビューのほか、フランス『レキップ』紙のPierre Mérimée氏が写真も撮り下ろした大型特集となっている。

 インタビューは久保のキャリアを掘り下げる質問が多くを占めた中、日本サッカーの現状についての質問も数多く向けられた。

 まずはJリーグのレベルについて「日本人はヨーロッパのサッカーを高く見ている。そしてそれは間違っていない」と話した久保。「Jリーグがリーガ・エスパニョーラやプレミアリーグのようなレベルだったら、僕は日本を離れることはなかったと思う」と前置きした上で「国が強くなるためにはより良いリーグが必要になる。そのためにはJリーグのカレンダーをヨーロッパと同じにしなければならないし、何よりも人々がJリーグにもっと関心を持たなければならない」と2026年夏に予定されている“秋春制”へのシーズン移行を強く提言した。

 続いてインタビュアーから「日本やアジアがサッカーでヨーロッパや南米の国々と競争するために必要なものは?」という質問が飛ぶと、久保はサッカー強豪国と日本との違いを次のように表現した。

「ブラジルやアルゼンチンに行けばたくさんの子供たちが道端でサッカーをしている。子供たちの究極の夢は、みんなワールドカップで優勝することだ。道行く子供たち100人に『大きくなったら何になりたい?』と聞けば、おそらく98人はサッカー選手と答えるだろう。でも日本で同じことをしたら3人くらいかもしれない。日本では大半の若者がサッカーよりもビデオゲームで遊びたいと思っているし、それが大きな違いだと思う。ヨーロッパや南米のサッカーの歴史はアジアよりもずっと強く、長い。僕たちはそこで彼らに太刀打ちできない。でも大きな大会で彼らに勝つこともできると思う」

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