異例の33歳欧州デビューDF谷口彰悟、35歳でのW杯再挑戦に決意「まだまだ僕もステップアップを狙っている」
ゲキサカ / 2024年8月14日 22時55分
アルラーヤンからシントトロイデンに今夏加入した日本代表DF谷口彰悟が14日、オンラインで入団記者会見を行い、「こうした機会をいただいたSTVVに感謝しているし、勝利のために全身全霊で戦っていきたい」と意気込みを口にした。
谷口は33歳でのヨーロッパ初挑戦。筑波大から2014年に川崎フロンターレに加入し、31歳を迎えた2022年末にW杯デビュー、そして大会後にアルラーヤン(カタール)で初の海外移籍と、異色のキャリアを切り拓いてきた。
谷口は今回の移籍について「なかなか前例のない、聞かないようなキャリアの歩みをしていると理解しているし、ただ常にレベルの高いところ、自分が成長できる場所、自分が面白いと思える場所でサッカーをしたいと常に思っていた。ヨーロッパで戦いたい思いは常に持っていたので、シントトロイデンさんからチャンスをもらえたので、すごくありがたいし、この年でも初めてヨーロッパでチャレンジできるのは僕自身もワクワクしている」と喜びを口にし、「結果で恩返ししたい思いを持っている。ギラギラしてやっていきたい」と力を込めた。
近年は若手だけでなく、中堅世代の日本人選手に欧州からオファーが舞い込むことも珍しくない中、谷口の活躍はベテランにも道を切り拓く契機にもなりそうだ。谷口は「そこまで大きくは背負ってはいない」と話しながらも、次のように自身の挑戦の価値を見つめた。
「ここで僕がベルギーに移籍してきて、全然ダメだとなったらほら見たことかということになると思う。自分自身にもプレッシャーをかけながら、力があればこの歳でもヨーロッパの舞台でしっかり戦えるというのを示していかないといけないと感じている。そういったことができれば日本人戦えるじゃんという評価につながると思う。いろんなキャリアの進み方がある中、かなり異例だと思うけど、力があれば示せるというパフォーマンスを発揮したいと思う」(谷口)
GK小久保玲央ブライアンと共に入団会見に出席
またこれまでMF遠藤航、DF冨安健洋、DF橋岡大樹らをステップアップさせた実績があり、欧州挑戦の登竜門として知られるシントトロイデンだが、谷口も「まだまだ僕もステップアップを狙っているので、ギラギラしていきます」と宣言。近年はMF香川真司、FW岡崎慎司らベテラン陣が所属し、若手を支える役目を担ってきた中、「チームの成績を少しでも上げたい気持ちを持っているし、そこが一番なのは間違いない」という姿勢を持ちつつも、野心を胸に戦っていく構えだ。
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