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インハイ準優勝・神村学園相手に「やってやろう」。興國は失点にも怯まず2年生MF安田光翔やMF宮崎優二らが特長発揮し、4-3で撃ち勝つ

ゲキサカ / 2024年8月15日 15時42分

興國高の2年生MF安田光翔は個で行き切る力を見せた

[8.13 ECLOGA 2024 IN ナラディーア 神村学園高 3-4 興國高 ナラディーア]

 13日、「ECLOGA 2024 IN ナラディーア」予選リーグでインターハイ準優勝の神村学園高(鹿児島)と興國高(大阪)が対戦し、興國が4-3で競り勝った。

 この日、抜群の突破力を披露した興國MF安田光翔(2年)は、「今日は相手、神村だったんで、準優勝してて、自分たちもやっぱチャレンジャーなんで気合も入ってたし、そういう面では『やってやろう』っていう思いはありました」と振り返る。2点リードを追いつかれる展開となったが、怯まずに攻め続け、撃ち勝った。

 序盤から激しく攻め合う展開となった。神村学園はプロ注目のFW名和田我空(3年)や大型MF鈴木悠仁(3年)が不在だったが、インターハイでも活躍したFW徳村楓大(2年)の突破などからシュートシーンを作り出していく。
前半、神村学園はFW崎浜魁人らがゴールへ迫り、先制点
 対する興國は、GK高山颯大(3年)の鋭いセービングなどで凌いで反撃する。安田が圧倒的なスピードと正確なファーストタッチから仕掛けてラストパスやシュート。また、MF宮崎優二(3年)や10番MF久松大燿(3年)が係わる形からゴール前のシーンを作り出した。

 だが、主軸を欠く中でも切り替えが速く、精度も発揮する神村学園が先制点を奪う。前半40分、中盤で存在感を放ったMF松下永遠(3年)がショートコンビネーションで右中間を打開。徳村がドリブルでDFを振り切り、右足シュートを放つ。最後はこぼれ球をFW崎浜魁人(3年)がゴールへ押し込んだ。

 だが、興國は後半3分、敵陣でボールを奪うと、久松が一気にドリブルで持ち上がり、右足で同点ゴール。さらに5分、MF尾形祐輔(3年)がクロスバー直撃の左足FK。最後は混戦からCB國岡俊哉(3年)が頭でゴールを破った。
後半5分、興國CB國岡俊哉が勝ち越しヘッド
 さらに9分、宮崎のラストパスから久松が右足シュートを決め切り、3-1。その後も六車拓也監督が「守備も頑張れるようになっているし、中での仕事もできるようになってきている」と評した安田が、個で仕掛けてクロスバー直撃の左足シュートを放つなど勢いを緩めない。
後半3分、興國MF久松大燿がDFを振り切り、自身1点目のゴール
 興國は今夏のインターハイ初戦で静岡学園高と対戦。安田が先制ゴールを決めたが、チーム全体が相手の守備強度の高さなどの前に受け身になってしまった。安田は「自分もそんなに前向きなプレーができなくて、で、あまり出しきれなかった」。より高いレベルで戦えるようになるために、相手を見て自分でボールを引き出す部分、守備強度の必要性も今季の戦いで実感。それを表現しながら、圧倒的な突破力、スピードを発揮している。

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