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ソシエダ久保建英は3年連続開幕弾ならず敗戦…失点直後に途中交代、空中戦落下で背中を痛めるシーンも

ゲキサカ / 2024年8月19日 4時0分

激しいスライディングを受けるMF久保建英

[8.18 ラ・リーガ第1節 ソシエダ 1-2 ラージョ]

 ラ・リーガは18日、開幕節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダがホームでラージョと対戦した。久保は4-3-3の右ウイングで先発出場し、今季も引き続き相手選手のマークが殺到。その中でファウルを受けたり、カウンターの起点になったりと奮闘したが、失点後の後半23分に途中交代。チームも1-2で敗れ、課題の残る黒星発進となった。

 ソシエダは今夏のEURO2024に5人、パリ五輪に3人をスペイン代表として輩出しており、2つのカテゴリで世界一に貢献。試合前にはスタジアムで優勝セレモニーが行われ、サポーターからの大声援を受けた。もっともEURO組はステップアップのオファーを受け、昨季まで守備の軸を担ったDFロビン・ル・ノルマンがA・マドリーに移籍し、アーセナル移籍濃厚とみられるMFミケル・メリノも登録メンバー外。リバプール移籍を断ったMFマルティン・スビメンディも開幕戦の先発を外れ、戦力的には苦しい状況で初陣を迎える形となった。

 一方、新戦力ではアラベスから加入したDFハビ・ロペスが左SBで先発し、マンチェスター・Cから加入のMFセルヒオ・ゴメス、ザルツブルクから加入のMFルカ・スチッチがベンチスタート。昨季の主力が先発に並ぶ中、日本ツアーで存在感を放っていたMFウルコ・ゴンサレス・デ・サラテがスビメンディに代わるアンカーで抜擢された。

 試合開始直後、ソシエダはラージョの練られたキックオフに攻め込まれ、さっそくピンチに直面。EUROスペイン代表のGKアレックス・レミロがなんとか防ぎ、失点を阻んだが、嫌な立ち上がりとなった。

 その後はソシエダがボールを握るも、良い形で前線に供給できる場面は少なく、久保はDFパチャ・エスピノやMFオスカル・バレンティンの厳しいマークにファウルで止められる場面が相次いだ。

 久保は前半25分、ようやくカウンターから右サイドを突破し、中央にはFWミケル・オヤルサバル、左にはFWシェラルド・ベッカーが並走したが、久保のカットインが乱れて良い形で味方に渡せず。同31分には空中戦を競り合った際、背中から落下し、苦悶の表情を浮かべる場面もあった。

 そのまま0-0でハーフタイムへ。ソシエダは後半開始時、ウルコ・ゴンサレスに代わってスビメンディが投入され、サポーターからの大観衆が巻き起こった。後半9分、久保が高い位置でのボール奪取からカウンターを仕掛け、スルーパスにベッカーが反応。だが、シュートは右上に外れ、ビッグチャンスを逃した。

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