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[関東]親友・松木玖生の海外移籍も大きな刺激に。苦悩の2年間を過ごしてきた東海大DF丸山大和に漂う「3年目のブレイク」の予感

ゲキサカ / 2024年8月19日 11時59分

東海大が誇るエアバトラー、DF丸山大和(3年=青森山田高)

[8.17 関東大学L1部第12節 流通経済大 1-1 東海大 RKUフットボールフィールド]

 いろいろな意味で注目される存在だということは、自分でも十分に理解している。ただ、それに屈してしまうようなメンタルはもともと持ち合わせていない。積み重ねてきた努力を、蓄え続けてきた力を信じて、このステージでも突き抜けた存在になるため、真摯に日常と向き合っていく。

「結果の部分で、どの試合でもチームを勝たせられるような選手になれるように、もっと個人としてレベルアップしていかないといけないなと考えていますし、もっと存在感のある選手にならないといけないなと思っています」。

 高校選手権のスターから、大学ナンバーワンディフェンダーへ。東海大の5番を背負った空中戦無双のエアバトラー。DF丸山大和(3年=青森山田高)は攻守で圧倒的な存在感を纏うべく、常に成長するための材料を探し続けている。


 アウェイに乗り込んで行われた、延期分の関東大学1部第12節。流通経済大との一戦は先制を許した前半が終わった段階で雷が鳴り始め、雨も激しくなってきたことで中断を余儀なくされる。ただ、試合中止の可能性もはらみながら、集中力を保つのも難しい状況の中で、丸山はきっちりとメンタルを維持していた。

「身体の負担としては結構キツかったですけど、試合をやるからには意地を張ってでも全力でやるしかないと思っていましたし、こういうことも楽しみながらやることが、自分にとってもプラスになるのかなとは考えていました」。2時間近い中断を経て、再開された後半のピッチにもフルモチベーションで向かっていく。

 東海大は後半の立ち上がりからペースを握り、強める攻勢。「後半はほぼハーフコートゲームで試合を運べたかなとは思います」と話した丸山も、得意の空中戦で相手の長いボールを跳ね返し続け、センターバックでコンビを組んだDF井出唯楓(4年=厚木北高)とともにディフェンスラインに安定感をもたらしていく。



 1点をリードされたままで突入した90+4分。アウェイチームの4年生が意地を見せる。DF相川陽葵(4年=前橋育英高)のクロスに、FW桑山侃士(4年=東海大高輪台高/町田内定)が競り勝つと、飛び込んだFW伊藤ジョフリー(4年= Honda FC U-18)がプッシュしたボールがゴールネットへ吸い込まれる。

 土壇場で追い付いて獲得した勝点1。それでも後半のパフォーマンスは明らかに向上していただけに、チーム全体には消化不良感も漂う。「後半はかなりゴール前にも行けていたので、最後のフィニッシュの精度を上げていったら、もうちょっと試合も勝てていくのかなと思います。今日も勝ち切りたかったですね」と丸山も悔しげに言葉を紡いだ。

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