「絶対的な信頼を置かれる選手になりたい」。2年生MF伊藤翔海がFC LAZOで磨いた武器ややり切ることを表現
ゲキサカ / 2024年8月21日 11時24分
U-15世代によるサッカーフェスティバル、「第1回 ふたば未来学園交流大会2024」が17日から19日まで福島県双葉郡の広野町と楢葉町で開催された。FC LAZO(新潟)は初日が中学3年生、2日目は下級生で大会に参加。18日は、U-15チームでもプレーする2年生ボランチのMF伊藤翔海が上級生相手にボールを収め、つなぐ力も発揮していた。
伊藤は元々FWでボランチへコンバートされたばかり。千葉や新潟でプレーした元Jリーガーの井上公平監督の指導の下、「(FW時代に)ボールが収まるようになったというか、体の使い方とか相手の受け流し方とかは、2年間で凄く良くなったんじゃないかなって自分的に思っています」と説明する。
ボールを受ける位置やどちらの足でボールを受けるかまで意識しながら引き出す動き。ターンすることを狙いながら、相手が強く当たってきた際には1タッチではたくなど、「自分なりに工夫してプレーはしてるつもりです」。また、「やり切るところをしっかりやり切ったり、一生懸命なところは絶対負けない」と語る伊藤は、チーム全体が上級生相手に苦戦し、継続することが難しい展開の中でも声がけやパスを出したあとの動きまでやり切ろうとしていた。
今回、「第1回 ふたば未来学園交流大会2024」は良い経験に。「相手チームも強度高くて、自分たちの成長にも繋がったし、自分たちで見つけれた課題もあるので、しっかりそこをみんなでやっていけたらなって思います」。個人としても、後半に守備が甘くなってしまった部分などを改善する意気込みだ。
伊藤は現在、ボランチとしてプレーするが、異なるポジションのFW大迫勇也やMF三笘薫から気付かされることも参考に。今後は「LAZOの方針が、『気持ちいい選手を育てる』みたいな感じで、そういうとこもしっかり見てくれるんだなと思って」加入したFC LAZOで、「自分にボールを回したら、絶対取られないから一回回そうみたいな。(また、常に前向きにプレーするなど)絶対的な信頼を置かれる選手になりたいです」と意気込む。
そして、高校では「選手権には絶対出たくて。選手権でしっかり結果残して、選手権といったら誰だよね、みたいな選手になれたらいいなと思っています」。高い目標を実現するために、日常から地道に課題に取り組み、進化を遂げる。
(取材・文 吉田太郎)
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