アグレッシブに走って、走って、シュート。FW安野匠(帝京長岡高)は初のU-18日本代表で「まずは1本」
ゲキサカ / 2024年8月24日 14時9分
[8.23 SBS杯 静岡ユース0-0(PK3-5)U-18日本代表 愛鷹]
前線で絶え間なく動き続け、相手にとって怖い存在になっていた。前半20分、U-18日本代表FW安野匠(帝京長岡高)は左足ダイレクトのミドルシュートを枠内へ。また、クロスへ飛び込む動きなどを見せていたFWは、後半2分にスルーパスを引き出し、スライディングシュートを放った。
「自分、シュート得意ですし、それで怖さを出していきたいっていうのはあったんで。とにかく結果を残したいっていうので、最初からもうシュート狙って、裏アクションして、前からプレス行ってっていうのを続けていました」
後半20分には、右サイドからのグラウンダークロスをスライディングシュートで合わせる。得意の形でニアに飛び込み、ゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定。「オフサイドになっちゃったらしょうがないんで。それは切り替えて、次しっかり取っていきたいなとは思います」。切り替えて残り1試合でゴールを目指す。
安野は今年、帝京長岡の強力攻撃陣の一角として躍動中。プレミアリーグWESTでリーグ4位タイの7得点、インターハイも得点ランキング2位の5得点をマークしてチーム初の4強入りに貢献した。
攻守両面での推進力のある動きとハードワークし続ける力、正確なシュートが武器のストライカーは今回、初の年代別日本代表選出。「嬉しいのが1番ですけど、やっぱり嬉しいだけじゃほんとダメ」という思いで活動に臨んでいる。
代表チームの強度の高さや、短時間で周囲と合わせるタレントたちの力を実感。学ぶことも多いが、学ぶためだけに来たわけではない。「ほんとここでしっかり結果残さないと、代表来た意味がない。まずは1本しっかり結果を残したいなって思っています」。そのために、よりチームメートとコミュニケーション。ボールを引き出す回数、シュートチャンスの数を増やしてゴールに結びつける。
SBSカップ最終戦の対戦相手は、U-18アルゼンチン代表。優勝するためには80分間で勝つしかない状況だ。将来、Jリーグ、海外での活躍を目指す安野が、ゴールでU-18日本代表をSBSカップ優勝へ導く。
(取材・文 吉田太郎)
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